啓蟄

今日、3月6日、および今日から春分の前日までの期間は、二十四節気における「啓蟄」。

日中は、コートが要らないぐらい、気温が上昇する。春の訪れを感じる日々が始まる。

梅の見頃が続く。ここ数日、京都では、あちこちで満開の梅の木を見る。

毎年見事に咲き誇る、近所の梅の花(筆者撮影、2023年3月6日)

もうすぐ、沈丁花(ジンチョウゲ)が咲き始める。道端を歩いていて、少しむせかえるぐらいの香りが漂ってきたら、近くに沈丁花があるはず。

沈丁花の花(筆者撮影、2018年3月14日)

木瓜(ボケ)の花はすでに咲き始めている。名前がひどいが、花は美しいと思う。

木瓜の花(筆者撮影、撮影日不明)

他方で、冬の間咲き続けていた山茶花や水仙の花が枯れ始める。

食材も、春のものが次々に登場してくる。アサリなどの海の貝、アオサやワカメといった海藻、イカナゴの稚魚(関西では「イカナゴのくぎ煮」として加工食品として出回る)、文旦、ニラ(春一番に収穫されたものが柔らかくて美味しいそうだ(情報源:旬の食材カレンダー)やミツバといった葉っぱ、木の芽(芽吹いた山椒)、葉ごぼう。

そして、菜の花。ほろ苦い味が春を感じさせてくれる。

そうそう、菜の花は、京都では、田んぼの隣に栽培されていることが多くて、この季節、真っ黄色な景色を作り出してくれる。

菜の花畑(筆者撮影、2022年3月5日)

京都の和菓子としては、この季節、わらび餅に要注目。といっても、一般によく売っているトロトロの「わらび餅」ではなく、上生菓子としての、本物の蕨粉で作った、餡子の入った「わらび餅」。山でワラビが芽吹くのに合わせて、初春の季節感を演出するお菓子として、この時期限定で販売される。

高島屋の和菓子バイヤーさんのブログで調べると、京都の和菓子屋で、餡子の入ったわらび餅をこの季節限定で売っているのは、塩芳軒えん寿本家玉壽軒、京都では珍しい関東風の桜餅を作ることで知られる御倉屋宝泉堂千本玉壽軒、などなど。


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