はじめに

岐阜県瑞浪市にある文房具店「TEGAMIYA」さんに4回目の訪問をし、2本目の本格的な万年筆を購入しました。

何を買ったか

タイトルにある通り、「パイロット カスタムヘリテイジ91」を購入しました。
カスタム74と双璧を成すパイロットを代表するモデルです。
カスタム74は、ペンの両端が丸い「バランス型」で、パーツやペン先の色が金色のいかにも万年筆らしい王道のスタイルです。
クリップの先端が丸い「雨垂れクリップ」が特徴です。
ヘリテイジ91は、ペンの両端が平らな「ベスト型」で、パーツやペン先は銀色でスタイリッシュな印象があります。
カスタム74を持っているので、2本目の金ペンは見た目が対称的なヘリテイジ91にしました。
ペン先は、全く同じ5号サイズで、書き味も字幅が同じなら同じなんだと思います。

字幅について

ヘリテイジ91は、M（中字）にしました。
カスタム74は、FM（中細字）でしたが、MDノートでは思ったより細く感じてしまい、今回はMにしました。
家に帰ってから日記を数ページ買いてみましたが、それぞれの良さがあることに気がつきました。
字幅は完全に好みの問題ですが、Mになるとサリサリする感じは全くなくなり、細字系とは違う次元の書き味です。

ついでに

パイロットの色彩雫インクの「深海」を買いました。
これで、14色目となります。
「TEGAMIYA」さんでは、インクが入っていない万年筆をつけペン方式でインクをつけて試筆させていただけます。
青色系のインクは数種類持っていますが、前回訪問した際に「深海」で試筆し気に入りましたが、在庫がなく購入には至りませんでした。
今回、万年筆を購入した際に、さりげなく「深海が入荷しましたのでまだ購入されていなければどうぞ。」と言っていただき見事ゲットできました。
本当に、気が利く店長さんで感謝しかありません。

おまけ

店内を物色していたら店長さんが、「最近、仕入れたこの万年筆面白いですよ。」と1本の万年筆を見せてくれました。
いやいやーパイロットのカスタム823じゃないですか！
パイロットが好きになってから色々調べましたが、このカスタム823は特別なモデルです。
15号と言う大きめのペン先もさることながら、インクの吸入方式が独特です。
プランジャー式と呼ばれるそれは、通常のピストン式とは違った味のある吸入方式でなかなかお目にかかることはないと思っていました。
半透明くらいのスケルトンになっていて、インクを吸入する様子が見られるようになっています。
すっごく気になっていたモデルなんですが、定価33,000円とお高いのでおいそれと購入はできませんが、試筆だけさせていただきました。
私が所有しているカスタム74の5号ニブとは異なる大きな15号ニブ。
試筆したのはF（細字）でしたが、カスタム74の細字とは明らかに異なる滑らかな書き心地でした。
写真の透明軸のカスタム823（限定品とのこと）は、店長さんの私物です。青いインクを入れているので軸が青くなっていて綺麗でした。

おまけのおまけ

店長さんから、「これらのパイロットの万年筆は廃盤になったものですよ。」と渡されたのが写真の3本です。
上から、
パイロット カスタムレガンス
パイロット グランセ
パイロット レグノ89s

カスタムレガンスは、ネットで見て欲しいと思っていた万年筆です。
廃盤と知ってショックを受けていましたが、まさかここにあったとは。
レグノ89sは、シックな色の木軸で一瞬購入を考えましたが、ショートタイプのため私には小さすぎかなと思いとどまりました(笑)

本当に、「TEGAMIYA」さんは、色んなトラップがあるのでついつい引っかかりそうになります(笑)

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