多趣味おじさんのReal Life!

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多趣味おじさんのReal Life!

初めまして多趣味なおじさんです。 万年筆、読書、キャンプ、クルマ、洋楽、アップル製品など趣味多きアラフィフおじさんが好き勝手に綴るブログです。 よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/masamugi_books

マガジン

  • 私の書斎(読書記録)

    読書を全くしてこなかった私が、ある本に出会ったことで読書の素晴らしさに気がつき、今では新しい本を読みたくてワクワクしています。 そんな私の読書記録になります。

  • キャンプ

    私が書いたキャンプ関連の記事をまとめました。 ご覧いただけたら幸いです。

  • 万年筆・文房具

    私が書いた文房具、特に万年筆関連の記事を集めました。 ご覧いただけたら幸いです。

  • パイロットカスタム(万年筆)が好き

    パイロットの万年筆「カスタムシリーズ」が好きすぎて、カスタム万年筆関連の記事を集めました。自分で書いた記事もあります。 パイロットの万年筆「カスタムシリーズ」に対する愛に溢れた記事をご覧ください。

  • どうする家康

    私が書いた、「どうする家康」関連の記事を集めました。 ご覧いただけたら幸いです。

最近の記事

「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

あらすじ 夜毎届く電報、花見の場所取りをしている新入社員の元に現れる不審人物、失踪した猫の捜索、お祭りに起こった悪質なイタズラなど、猫丸先輩がゆるーく推理。 感想 日常の謎を猫丸先輩という奇妙で鋭いキャラクターが、ゆるーく推理します。 どの謎も、推理を聞くと、なんだそんなことか!と思ってしまいますが、これは、ホームズが常々言っていたことです。 種明かしをすると、大抵そういう反応をされると。 でも、そこに気がつけないからこそ、探偵の存在意義があるんですけどね。 ご覧いただき

    • 「毒入りチョコレート事件」(アントニイ・バークリー)

      あらすじ チョコレート会社の新製品を食べた婦人が、毒殺された。しかし、そのチョコレートは、別の人物宛に送られたものだった。 事件は迷宮入りしたが、犯罪研究会のメンバーが、独自の推理を展開していく。 感想 1929年に発売された作品です。 あまりにも有名で、現代の推理小説にもその名が度々登場するので読んでみました。 なるほど、すごい内容です。 犯罪研究会のメンバーの推理合戦がメインストーリーですが、次々に発覚する事実と容疑者。 もはや、犯人が誰がということより、誰の推理が一番

      • 「ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子と不思議な客人たち〜」(三上延)

        あらすじ ビブリア古書堂には、いわく付きの古書が度々持ち込まれる。 疎遠になった家族に送られた童謡、亡き息子との思い出の本など、今回も栞子が、膨大な古書の知識と鋭い洞察力で、真相を突き止める。 感想 ビブリアの新シリーズ。 やっとのことで結婚した栞子と大輔。 2人の娘の扉子は、もう6歳。 今回は、母親の栞子が、娘に語る回顧録になっています。 4つの短編になっており、どれも古書にまつわる謎を、栞子たちが解いていきます。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本に出会え

        • 「暗色コメディ」(連城三紀彦)

          あらすじ もう1人の自分がいるという女、モノが消えてしまうという画家、1週間前に死んだと言われる葬儀屋、妻が別人に入れ替わっているという医者。 彼らに関わっているのは、ある医師。 そして、事件は起こるが、いったい何が真実なのか。 感想 1979年の作品ですが、文章は読みやすいです。 ただし、精神病患者の描写があり、現実と妄想が入り組み、また、トリックも複雑なので、ちょっと難しかったです。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本に出会えますように。

        「猫丸先輩の推測」(倉知淳)

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          201本
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          5本

        記事

          「死体を買う男」(歌野晶午)

          あらすじ 江戸川乱歩を主人公とした小説の連載が、匿名で発表され突然打ち切りとなった。 小説では、女装した学生が自殺し死体が見つかってないという。その事件を、乱歩が探偵さながら調査をするというものだった。 感想 作中作スタイルの本格ミステリです。 文庫本のあらすじに「二重三重のカラクリ」とありますが、まさにその通りでした。 これぞ、本格ミステリという内容でした。 なぜ「白骨鬼」は書かれたのか。 そのトリックは、鳥肌ものでした。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本

          「死体を買う男」(歌野晶午)

          「時限病棟」(知念実希人)

          あらすじ 目が覚めると知らない病院で寝かされていた。 廃病院に監禁された5人。 脱出ゲームのように、次々に出されるミッション。 しかも、残り時間は6時間。 真犯人を突き止めて脱出できるのか。 感想 前作「仮面病棟」を読んでから、こちらを読むことをおすすめします。 舞台は、廃病院。 次々に出されるミッションをクリアしないと命が危ない。 スリル満点の展開でした。 徐々に明らかになる真実に、驚かされます。 衝撃のラストが待っています。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵

          「時限病棟」(知念実希人)

          「一の悲劇」(法月綸太郎)

          あらすじ 誘拐事件が起こるが、犯人は、間違った子供を誘拐したらしい。 身代金の受け渡しに失敗し、少年は殺害されてしまう。 犯人は誰なのか? 動機は何なのか? 感想 見事に騙されました。 誰が犯人なのか、最後まで分かりませんでした。 今回も、綸太郎が見事に謎を解き明かします。 読んだ後は、スッキリしますが、少し物悲しい気持ちになりました。 本格ミステリとしては、とても面白かったです。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本に出会えますように。

          「一の悲劇」(法月綸太郎)

          「匣の中の失落」(竹本健治)

          あらすじ 密室で大学生が死んでいた。 ミステリ愛好家グループのメンバーは、仲間の死を推理するが、メンバーの一人が書いている小説で、その死が予言されていた。 しかし、第二、第三の事件が起こる。 感想 日本における第四の奇書と言われているこの小説は、1978年に発売された著者のデビュー作です。 約800ページと、かなりの長編です。 専門的な話が出てきますが、基本的にはテンポよく読めました。 どんでん返しの要素もあり、本格ミステリでしたが、奇書と言われるだけのことはありました。

          「匣の中の失落」(竹本健治)

          「頼子のために」(法月綸太郎)

          あらすじ 17歳の頼子が殺された。 父親の手記によると、独自に犯人を見つけて殺した後、父親は自殺を図った、となっている。 様々な思惑が絡む事件を、法月綸太郎が一刀両断の推理をする。 感想 法月綸太郎シリーズです。 今回は、色々な圧力がかかる中での推理となりましたが、それらに全く屈しない綸太郎が格好良かったです。 綸太郎は、純粋なまでに真実を追い求めます。 例え、それが辛い真実でも。 今回も、犯人は全く分かりませんでした(笑) ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本

          「頼子のために」(法月綸太郎)

          「天久鷹央の推理カルテⅡ」(知念実希人)

          あらすじ コーラに毒が混入されたせいで、運転を誤ったと主張する男の謎、輸血用血液が盗まれた病院の謎、病棟に現れる天使と容態が急変する中学生の謎。 今回も、天才医師天久鷹央が、思いもよらない病気を診断する。 感想 今回も、スーパードクター天久鷹央が華麗に事件を推理します。 医療の知識がなくても、丁寧な説明がありトリックを理解できます。 鷹央は、病気だけではなく、家族の絆や病院の悪習なども解決するのが面白いです。 登場人物のキャラが面白いので、次のシリーズを読むのが楽しみです。

          「天久鷹央の推理カルテⅡ」(知念実希人)

          「ゴルフ場殺人事件」(アガサ・クリスティー)

          あらすじ ある富豪から依頼があり、ポアロはフランスに来ていた。しかし、屋敷に到着すると富豪は刺殺されていたのだ。 警察と犯人探しをしていると、第二の殺人が起こる。 犯人は誰か?動機は? ポアロは、持ち前の灰色の脳細胞で事件を推理する。 感想 ポアロシリーズ2作目です。 冒頭で、ポアロがホームズの捜査方法を皮肉る場面があります。 とはいえ、ポアロとヘイスティングスのやり取りは、ホームズとワトソンのそれに似ていてコミカルです。 事件はかなり難解で、二重三重に罠が仕掛けられていま

          「ゴルフ場殺人事件」(アガサ・クリスティー)

          「神様のカルテ3」(夏川草介)

          あらすじ 本庄病院に勤務する内科医の一止は、相変わらず激務をこなしている。新しく病院にやってきた女医は、かなりの切れ者だか一癖も二癖もある。 365日24時間体制の地域医療を支えながら、個性的な患者に対峙する。 感想 シリーズ3作目。 相変わらず医師の激務には敬服しますが、個性的な登場人物のお陰で、面白おかしく読むことができました。 患者も個性的な人ばかりで、感動する場面もありました。 今回は、主人公に大きな転機が訪れます。 すでに、新章が始まっているようですので、今後も楽

          「神様のカルテ3」(夏川草介)

          「御手洗潔のダンス」(島田荘司)

          あらすじ 空を飛ぶ男の死体、離れた場所の殺人、踊る老人の謎を、今回も御手洗潔と石岡のコンビが華麗に推理する。 感想 御手洗潔と石岡のコンビは、まさにホームズとワトソンだと思います。 御手洗の奇人ぶり、石岡の推理力の無さ(笑)など微笑ましい限りです。 短編は、どれもしっかり本格ミステリで楽しめました。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本に出会えますように。

          「御手洗潔のダンス」(島田荘司)

          「戻り川心中」(連城三紀彦)

          あらすじ 5編の短編集 ・藤の香 ・桔梗の宿 ・桐の棺 ・白蓮の寺 ・戻り川心中 感想 1983年の作品です。 1997年に発売された「本格ミステリ・ベスト100」のベスト10です。 本格ミステリかどうかは判断に迷いますが、どの話もミステリではあります。 どれも、壮絶で哀しい物語ばかりでした。 特に、最後の「戻り川心中」は、どんでん返しがあり、物語に引き込まれました。 ご覧いただきありがとうございました。 素敵な本に出会えますように。

          「戻り川心中」(連城三紀彦)

          「シャーロック・ホームズの回想」(コナン・ドイル)

          あらすじ ・名馬シルヴァー・ブレイズ ・ボール箱 ・黄色い顔 ・株式仲買店員 ・グロリア・スコット号 ・マスグレイヴ家の儀式書 ・ライゲイトの大地主 ・背中の曲がった男 ・入院患者 ・ギリシア語通訳 ・海軍条約文書 ・最後の事件 感想 12の短編が楽しめます。 シリーズ4作目です。 1作目から読んできましたが、シリーズを読む前に抱いていたホームズ像が、ずいぶん変わりました。 病的なほど事件にのめり込んだり、探偵の知識を努力の結果(本人は努力とは思っていませんが)身につけたり

          「シャーロック・ホームズの回想」(コナン・ドイル)

          「茜唄(下)」(今村翔吾)

          あらすじ 京を捨てて都落ちした平家一門。 平知盛は、武士とは何かを追い求め、そして世の太平を望んでいた。 屋島、福原(一ノ谷)と激戦を戦う平家と源氏。 そして、最後の戦い壇ノ浦へ。 平家物語に託した想いが明かされる。 感想 上巻を「静」とするなら、下巻は「激」でした。 激しい戦の場面が続きます。 それは、平家が滅亡へと向かう道です。 大局を見据えた知盛の想いが伝わってきました。 今村先生の歴史小説は、とても理解しやすく、源平合戦に忠実なため、歴史の勉強になりました。 そして

          「茜唄(下)」(今村翔吾)