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マツダ CX-5 フィールドジャーニー(4WD)

はじめに

今回は、CX-5についてモータージャーナリスト風に語ります(笑)

写真:キャンプ場が似合うCX-5

CX-5とは

2012年に初代が発売されたマツダCX-5は、2017年にフルモデルチェンジを果たし2代目にバトンタッチしている。
現行モデルは、2021年に大幅な商品改良(マツダは、毎年大なり小なりの商品改良を行なっている。)を実施し、外観の意匠が変更になり、より精悍な顔つきになった。
商品改良と合わせて特別仕様車として用意されたのが、今回紹介する「フィールドジャーニー」だ。

写真:ライムグリーンのアクセント

タフな外観

フィールドジャーニーは、プロアクティブをベースにしたモデルで、ガソリンとディーゼルの2種類のエンジンを選択できるが、駆動方式は4WDのみとなっている。
まず目を引くのが、フロントグリルに取り付けられたライムグリーンのアクセントだ。
このライムグリーンは、車内のエアコン吹き出し口やシートにもあしらわれており、マツダとしてはかなりチャレンジングな配色だとは思うが、これが見慣れると違和感がなく、むしろこのアクセントのおかげで気分が上がるから絶妙としか言いようがない。
外観では、フロント、リア、サイドの各ガーニッシュが専用のシルバー塗装になっており、力強い印象を強調している。
どちらかというと都会が似合うSUVという印象が強いCX-5だが、新しく設定された「ジルコンサンド」のボディーカラーの効果もあってか、フィールドジャーニーは野山が似合う。

写真:積載量も十分

充実した装備

装備類は、通常モデルのプロアクティブと若干異なっている。
ドアミラーのグロスブラック仕上げ
フロントグリル無塗装
スピードメーターTFT液晶
ルーム&ラゲッジランプLED
後席シートヒーター
この他、先進安全装備はマツダ車らしくフル装備と言っていいだろう。
もちろん全車速追従式のクルーズコントロールもある。
ハンドルアシストは、車線を逸脱した際に振動で教えてくれる程度の控えめなものとなっている。

フィールドジャーニー専用装備は他にもある。
リアラゲッジルームの防水仕様と「Mi-Drive」のオフロードモードだ。
ラゲッジルームの防水仕様に関しては、アクティブなユーザーには嬉しい装備だ。
専用のオフロードモードは、従来の必要な時だけに使用するモードではなく、全車速で使用できるタフなモードだ。
例えば、広大な荒野を駆け抜ける、なんてシーンに遭遇したら積極的に使いたくなるモードへと深化を遂げたわけだ。
後輪へ積極的にトルクを配分するため、一般道でもその違いは分かるはずだ。

写真:紅葉とCX-5

走りはどうか

今回の車両は1,997ccのガソリンモデルで、最高出力115kw(6,000rpm)、最大トルク199Nm(4,000rpm)で必要十分だ。
上り坂ではそれなりにアクセルを踏み込む必要があるが、街中を走る分には全く不満はない。
むしろガソリン車ならではの軽快な走りが楽しめる。
フィールドジャーニーの専用装備で忘れてはいけないのがタイヤである。
オフロードタイヤとして定評のあるYOKOHAMAジオランダー(オールシーズンタイヤ)を新車装着している。
筆者は、冬季に同じくYOKOHAMAのスタッドレス「iceGUARD SUV G075」を装着していたが、どちらもSUV用の専用設計のタイヤということでふらつくこともなく安心して走行することができた。
これには、マツダ独自のG-ベクタリングコントロールプラスが走行安定性を高める効果を発揮しているのも大きな要因だろう。
元々、ロングドライブには定評があるCX-5だが、アクティブな装備を手に入れたことで、遠くまで出かけたくなる一台に仕上がっている。

写真:中央アルプスとCX-5

総評

これだけの専用装備が付いて、ベース車両から93,500円(ガソリン、ディーゼルとも)の上乗せである。
バーゲンプライスとまでは言わないが、アクティブなユーザーであれば積極的に選択肢に加えてもいいモデルと言えるだろう。
筆者は、以前マツダ3セダンのディーゼルに乗っていたので、ディーゼル推しではあるが、軽快な走りができるガソリンモデルもおすすめしたい。

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