見出し画像

変えられるものと変えられないもの

「ニーバーの祈りの言葉」をご存じだろうか?

”変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ”

アメリカの神学者である、ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉。
第二次世界大戦時、この言葉を記したカードが兵士達に配られたそうです。

一見して達観したような言葉ですが、人間の悩みや苦しみというものは、ニーバーの言葉を借りるなら、両者を識別する能力が低いから、あるいはその意識がないからかもしれない。

自分以外の変えられないものを何とか変えようとする。
そこに苦しみが生じてしまう。

いつも機嫌が悪く怒っている人いますよね。
そういう人は、絶えず外部に不満を持ち、変わって欲しいと思っている。
自分を変えようとは微塵も思っていないはずです。

自分の力で変えられないものを、強引に変えようとするから争いが起こります。自分の力で周りを変えたと思っていても、本質は何も変わっていなかったりします。

力ずくで抑え込んだものには、必ず反動が生じます。
人間で言うなら、反感のようなものです。

結局、変えられるものは自分だけ。
周りの本質を変えるには、自分が変わる以外ないように思います。

人の心を動かすには、自分の心を動かさなければならないんです。
わたしは、営業の仕事でそのことを痛感しました。

ここで注意が必要なのは、自分が変わることと我慢を混同しないことです。
我慢の本質は「不本意」だからです。

そこには本当の変革は起こらないように思います。

わたしには「もっと合理的に生きられたら」という思いがあります。

人間はロボットではないので、感情というものがあります。
これが良くも悪くも行動に影響している。

合理的に生きるためには、結果から考えるといいのかもしれない。
長期的、短期的に望む結果から行動を逆算していく。

今の日本の状況を見ると、政府は率先して動いてはくれないということが理解できます。強いリーダーシップを示してはくれません。
すぐに動いてはくれないことがよくわかりました。

日本人も変わる必要があるのかもしれない。
日本人は基本的に揉め事が嫌いで受け身気質なところがあります。

~してくれない
~がよくわからない
自分一人ぐらい~しても大丈夫だ

これらは全部受け身です。

日本人がみんな個人で率先して動けるようになる。
もっと知恵を絞れるようになる。

今の世界の状況は目に見えない敵と戦う戦争のようなものかもしれない。
日本人は、過去に戦争や地震から強く這い上がって来ました。

今こそ日本人一人一人がいろんな意味で変われる良い機会なのかもしれないと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?