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【#7 iPhoneアプリ開発でよく出るエラーをつぶそう!】

こんにちは。Step App Schoolの小林です。
前回、前々回とあたらしいiPhoneアプリの作り方と、その中身の理解の仕方を紹介しました。


今回は、コードを書くと出てくる「エラー」の解消方法について紹介します。

1.エラーが出てもあせらない

「エラーが出る」と、とまどう方が多いと思います。私も当初は、Xcodeが赤く表示されるだけでおどおどしました。

どんなすばらしいプログラマーでも、エラーを一度も出さずにアプリ(ソフトウェア)を開発できることはありません。誰しも必ずエラーを出します。とても素晴らしいエンジニアでも、何カ月もエラーが解消できず、もがくこともあります。

中には「ケーブルをつなぎ直したらなおった」「Macを再起動したらエラーが解消した」というものもあります。そういった原因不明のものもたくさんあります。

アプリ開発では、不具合の原因がわからない場合もたくさんありますので、いちいち動揺しないほうがいいと思います。エラーが出たら、しばらくがんばってみて、それでも解消できなければお茶でも飲んでいったんのんびりしてみましょう。あせってしまうと、通常ならわかるものでもできなくなります。

2.よくあるエラーは決まっている

よくあるエラーは決まっています。中でも、コードの打ち間違いで起こるエラーは「{  }」(ちゅうかっこ)のヌケか、スペルミスが圧倒的に多いです。

「アプリ開発の参考書などを写しているだけなのに、エラーが出て動かない」という方は、まず「{  }」のヌケとスペルミスを疑ってください。

3.具体的なエラーをみてみよう

具体的にエラーの画面をみてみましょう。

最初は、終わりの「}」がないときに出るエラーです。「{  }」は、はじまりと終わりの対(つい)になっています。どちらかがないとうまく動きません。特に多いのが、終わりの「}」を書き忘れることです。対になっている「{  }」を1つずつチェックして、足りないものは補いましょう。

はじめの「{ 」がないときもエラーが出ます。微妙に表現はちがいますが、だいたいはこの画像のようなエラーになります。これも補ってあげてください。

この画像は、スペルミスの場合の代表的なエラーです。スペルミスのときはだいたい「Use of unsolved identifer」と冒頭に出てきます。

このバージョンのエラーは、親切なタイプです。英語を訳すと「もしかしたらこれと間違ってない?」と、正しいスペルを候補として挙げています。Xcodeはエライですね。この場合、右下に現れている「Fix」というボタンを押すと、候補の通りに自動修正します。

これもスペルミスで起こったエラーの画像です。親切さはありません。その場合は「' '」(シングルクウォート)で囲まれた単語に注目してみましょう。その中の単語が間違っている可能性が高いです。

4.エラーは他にもあるが…

エラーの原因は他にもたくさんあります。
・「.」がない
・「=」がない(もしくは2つある)
・「" "」(ダブルクォート)が全角
・半角アキが全角アキになってる
これらを最初からすべてを網羅しようとすると、頭がパンクします。少しずつでいいので、着実に覚えていきましょう。書いていると慣れます。

過去のnoteを紹介します。興味が出てきたらプログラムを書いてみてください。

【#1 プログラミングの準備】
【#2 背景変換アプリ】カンタンなコードを書いてみよう
【#3 背景変換アプリ】プログラムの中身を理解してみよう
【#4 Swift iPhoneアプリをつくる流れを理解しよう】
【#5 画像切替アプリ】お気に入りの写真を表示しよう
【#6 画像切替アプリ】コードの内容を理解してみよう


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