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(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書71 一般的

一般的



一般的ってなんだろう?

時々ビジネスシーンで
「すみません、えっと、私も不勉強でして。
ちなみに、あの、その考え方とか方法は、一般的なんでしょうか?」
と言われるときがある。

その時私は
「そうですね、まぁ一般的というか、
わりとまぁ知られていると思いますし、我々はさらに、我々独自の◯◯メソッドと合わせてご提供しておりまして、最近かなり好評いただいております」
と回答したりするが

本当は
「一般的ってなんやねん?はい一般的です!と答えたら安心するのかな?」

「もしかしておまじないかな、一般的ぃ〜一般的ぃ〜一般的だと、たいじょうぶぅ〜笑」


スマートフォンやインターネットやSNSは、もはや生活インフラなので一般的なことはわかるが、

特定の製品・サービスが一般的なことはあり得ないし、

もし一般的だとしたら、すでに自分の身近に存在しているものなので
「一般的ですか?」
などという質問をするわけがないので

もしかしたら「一般的ですか?」という人は

提供された新しい製品・サービス情報にまったく興味がなくコメントしようがないから
とりあえず適当に謙って

「すみません、私も不勉強でして。あの、ちなみに、その考え方とか方法は、一般的なんでしょうか?」

と発話しておけば場が持つと思い、そうしているのだろうか。

糸井重里のいう「オトナ語」
なのかもしれないな。

オトナ語の謎。 (新潮文庫) https://amzn.asia/d/76Nj9F3

Think Universality.

Think Difference.


m.m

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