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「不敗神話」【エッセイ】一二〇〇字(本文)

 2019年12月に、朝日新聞「声」への投稿の私の採用率について、こんなことを書いた。
「三回投稿して、二回の掲載。打率六割六分七厘。かなりの高打率である。しかし・・・、その後、三回投稿しているが、空振り。ビギナーズ・ラックだったのかもしれない・・・」
 あと一回掲載されたことはあるが、その後は、惨めな結果。打率が落ちる一方。
 最近、「核シェルター」について、noteで持論を展開してきた。すると、1月30日に他人さまの投稿記事が掲載された。過日、昨年11月23日にnoteにアップしたエッセイ『専守』で主張した「核シェルター」と同じような内容の意見文であった。

 まずは、その「声」を紹介。

 文中にある、(1月)11日の投稿は、この内容。

 私のエッセイ『専守』では、世界の核シェルター普及率を示して、日本は真逆な状態(普及率:0.02%)にあり、核シェルターの必要性を提案した。

(以下、要旨) 
「Jアラート」の精度がどんなに高まろうが、短時間でミサイルが到着する。だが政府は、「直ちに全国瞬時警報システム(Jアラート)を使用し、注意が必要な地域の国民に幅広く情報を伝達し、避難の呼び掛け等を行うこととしている」と、宣う。(「呼び掛け等」ですと)
 国民は思うだろう。「たまたま地下鉄など地下にいた場合は、そのまま地上に出なければ良いが、地上にいたらどこに逃げろと言うのだ。そんな場所はない」と。その攻撃が核ミサイルだった場合は、地下にいても放射能から身を護ることはできない。非武装論者を揶揄するときに用いられる、「丸腰状態」と変わりない。
 やはり、「避難施設の充実」が必要ではないか。核ミサイルにも防御できる「核シェルター」である。兆候があったら、すぐに避難する。『やれるものならやってみな。思うほどの効果は得られないからね』(石破茂元防衛大臣の弁)と言ってやれる。平時は、水害、地震・津波への防災・災害対策にもなる。(大げさだが)人類の地球脱出後の居住空間の研究にもつながる。軍需産業も参画できれば大喜びだろう。最大の経済対策だ。巨額な投資と、時間を要してでも目指す価値はあるのではないか。野党よ、安保政策の骨格にしてはどうか。

(何を隠そう)実は私も、上記の二つの「声」の掲載前に、12月20日に朝日新聞に原稿を送っていたのだ。『専守』一六〇〇字を、「声」用に500字に削り。それが、以下の内容。

「反撃能力」よりも「核シェルター」の充実を
世論調査によると、「防衛費増額に賛成」しかし「増税には反対」が、多数を占めているようです。私は、戦後守り通してきた「専守防衛」を逸脱しかねない「反撃能力」を整備する防衛費増額にもそのための増税にも反対です。政府は、「抑止力」になると主張していますが、断定できますか? 国の安全保障には絶対はないはずです。賭けに近い。賛成するひとに問いたい。ミサイル基地をあなたが住む町の近くに配備するとなると、賛成しますか? イージスアショアの配備のときのように、反対しませんか? 沖縄の米軍基地は軽減するべきと言いながらも、自分の町に移設するとなると反対するひとが多くなるように。 
10月26日の「声」に、「避難施設の充実」を提案する投稿がありました。賛成します。元防衛大臣の石破茂氏も「核シェルター」の充実を主張しているようです。賛成です。「防衛費を2倍、3倍にしても国民の命を護れない。子孫のためでもあるので国債を発行してでも、避難施設を」とも言っています。「核シェルター」を建設するとなったら、「私の町に先に作ってよ」となりませんか? 地震や災害のときの避難所にもなるのだから、一挙両得です。

しかし、

結果は、ボツ・・・。

(涙

 この投稿では、珍しく「です・ます」体で柔らかく書いたのだが・・・。
 何年か前、投稿掲載率70%とか豪語していた「無敗神話」が、その後、何回かボツになり崩壊してきている・・・。ひょっとして朝日新聞から嫌われているかもしれない・・・。なので、「毎日新聞」に切替えようかと、検討している。

 でも、いかがだろうか? 「核シェルター」が必要、と感じてきているひとが増えてきているのではないだろうか? むろん、時間のかかること。その間の国の安全保障をどうするか、という問題は残る。が、攻撃される危険性があり得る(米軍や自衛隊の基地がある)地域からを優先にしてでも、建設する必要があるのではないだろうか。いま始めなければ、いつになっても実現できない。子孫のためにも、すぐにでも始めなければならない、と考える。
主要野党は、「ミサイル購入」を阻止し、「核シェルター」建設を安全保障の骨格政策とし、国民にアピールしてはどうだろうか。

(おまけ)
 先日(26日)。5年ぶりに帰省したのだが、人生初の「ディレイ」を経験。定刻は、12時30分。しかし、新千歳空港が吹雪で待機指示が出ていて、1時間遅れの予定とのアナウンス。まあ、そのくらいなら、と冷静に待つことにする。その時刻になったが、搭乗できる雰囲気ではない。次のアナウンスでは、欠航の可能性もあると、驚きの内容。その1時間後、搭乗はできたのだが、1時間の機内待機。結局、離陸したのだが、2時間半の遅れとなった。冬にも何度か帰省したことがあるが、ここまでの遅延は初体験であった。
 しかし、翌日の新聞を見て、納得。欠航にならず、着陸できたことが幸運であったようである。

「北海道新聞」(2月27日朝刊)


翌日の札幌

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