UKコロナ記録22.12.2020

12月2日にロックダウンが終了して以来、3段階の新型コロナウィルス警報・制限を行っていたが、20日にロンドン、ケント州を含むイングランド南東部は今までの最高値を超えるTier 4が発令され、実質ロックダウンへと再度突入した。また年末休暇の制限緩和措置も中止となり、ほぼロックダウンのままの休暇となる。
また、変異種のウィルスも発見されており、EU各国はUKへの入出国を短期的ではあるが禁止としている。
Brexitと相まって国境は非常に混乱している模様。

9月以降の感染者数の急増により、再度基本在宅勤務となった。
感染者数は他の欧州各国と同様に再度急増している。直近1週間平均の感染者数は約29,000人であり、過去最多。(10万人辺り284.6人)
一方、死亡数は437人 (4月ピーク時973人)、入院患者数は1,820人(4月ピーク時3,115人)と、医療崩壊には至っていない状況。※共に一週間平均の数字。
12月2日のロックダウンが終了した後に、再度感染者が急増している。

ジョンソン首相は年末休暇中の物資供給は問題ないと言っているが、国境が封鎖されるので、物流の混乱が予想される。

第三四半期のGDPは第二四半期と比較して15%プラスとなったが、昨年度比約90%程度にとどまっている。
経済を止めたくない状況ではあったが、ロックダウン後の患者数が急増している為、再度実質ロックダウン状態となった。
現在の実効再生産数は約1.1程度と見込まれているが、変異種により、0.4ポイント押し上げられる可能性もある。
一方で12月初旬より世界に先駆けてワクチン接種が始まっている。高齢者や疾患がある人をまずは対象としており、順次年齢制限を下げていく予定。

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