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官製ワークショップの話2

今回も、官製ワークショップの話について述べていこうと思います。

自慢オバサン

自慢話が多いのは、基本的に元会社員のジジイが多いのですが、例外もあります。
一番目立つのは自慢オバサンですね。

自慢オバサンの最もタチが悪いのは、グループとしてのまとめを丸投げするか、自論をグループのまとめにしてしまうところです。
グループディスカッションである以上は、自身の意見を抑制的に表出しないと、グループとしての意見にはならないのです。

自慢オバサンには3つのタイプがあります。

国際理解

大学で何々をやっていてどうのこうので塗り潰すオバサン、これは多いです。
介護を専門とする留学生の話を少しします。

大学で何々をやっていて、の中には入るべきものと入るべきでないものがあります。
留学生なら何を喋ってもいいというものではありません。
国際理解の話に際し、自身の専門領域である介護の論文だの学会だのの話を披露する意味は何なのか、意味がわかりません。
留学生が自分の人生を一からずっと自慢し続け、それで終わってしまう。
介護研究と国際理解は分けて話すべきで、それを指摘しても、ずっと自慢。
皺寄せが何故か私に来る羽目になり、地獄でしかありませんでした。
自慢を学外にまで持ち込んで、グループとしての成果物にしようとする、純粋悪です。
※この時は老害ジジイがさらに輪をかけて完全悪だったので、どうしようもありませんでした。

働き方改革

留学生の話とは別に、日本人でも自慢はよくありません。
大学でジェンダーを担当していてどうのこうの、と塗り潰しにかかるオバサンもいました。

働き方改革はとにかく育児との両立が大事であるという自論のごり押しです。
現在、働き方改革は、供給制約下における人間の奪い合いのためのツールなので、「夫の理解」の有無ではもうどうにもならないのです。
にもかかわらず、働き方改革のグループとしてのまとめを自論で塗り潰す。
こういうオバサンが、グループに入ってしまうと働き方改革というテーマが塗り潰されるのです。

「夫婦での話し合いの時間を持つ。」
こんなもんが働き方改革であるものか。

同居の家族と話し合う時間さえつくれないなら、働き方改革以前の問題です。
「労基への駆け込み方改革」のほうが先です。
なぜ働き方改革のグループ別まとめがそうなる。
グループとしてその程度しか示さないというのは、我が物顔でグループを乗っ取ったと言わざるを得ません。

自称ファシリテーター

自称ファシリテーターが自論をグループのまとめとしようとすることもあります。
自称ファシリテーターが割り振った順番で、予定調和のような結論に走りそうな時は、要注意。
私の持つデータを上手く処理できないのに、変にまとめようとしてしまう。
一言言わせてくれジジイに対処できないオバサンが「もう知らない!」と投げてしまうことさえもありました。

知的誠実性の放棄です。
例外事例に真摯に向かう習慣の欠如です。
例外をあげつらうシーライオンどもが蔓延る場所なのは問題ですし、ジジイ黙れよ、と私は思っていますが、だからと言って自称ファシリテーターまでもが放り投げをするならば、何のために自称したのでしょうか。わけのわからん話です。

まとめ

官製ワークショップ、恐ろしいですね。
最も恐ろしいのはジジイですが、ジジイだけ警戒しているとオバサンに不意打ちをくらいます。
苦言を呈すとジジイがしゃしゃり出てくるので、我慢が最善になってしまう。
バレないように、アンケートでボロカスに書いて終わりです。
次年度以降も行政は似た失敗を繰り返してくるので、官製ワークショップは地雷原なのです。

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