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音楽が聴こえなくなったら 音楽ロス

音楽が好きな人 全てが とは言えないけど
音そのものが好きなんだと思う

作意 一定の方法論 手法を用いて組織された音楽
ではなく それ自体 音楽的意味とは無関係に存在する音

ニーチェが言う
しがらみも伝統も秩序もまったくの無であるということは、そこからあらゆる新価値、新秩序が構成可能だということである。に近いかもしれないけど、
そんな哲学さえ無関係な ありのままの 音が鳴っているという現象
価値で分類されない
雑音 騒音 楽器の音も エレベーターの作動音も 同等で 
良いも悪いもない ありのままの音


多分 生命体が意識を持つようになったのは 感覚器官が出来て
外側の世界を認識するようになったからだと思う

視覚が退化した生物にとって
自分が存在してる世界は 音で出来ているんだろうね
音予報 今日は午前中からずーっと穏やかな音になるでしょうみたいな

音楽が好きな人って 多分
味覚 触覚 皮膚感覚 視覚 色 などの脳に入ってくる情報
その中でも 音に感覚を刺激されるのが好きなんだと思う
必ずしも楽音じゃなくてもいい 音が快感をトリガーしてくれるタイプ


最近、大人になり過ぎたのか
時々音楽聴いても何も感じなくなる時期が訪れる

そんな時 もう俺 音楽に興味を失ったのかな 音楽ロス
いつも側にいる 大切な友達を無くしたみたいな気分で
喪失感で悲しくなる 何処に行けば良いんだろうって… 

そんな時は ジタバタしないで ただ音を聴いているのが 効果あるみたい

外の環境音に耳を傾けたり
楽器を弾いている時も 曲やフレーズ コードを聞くのじゃなくて
出ている音 鳴っている音を聞いている感じで

そうやって  自分の外側にある 音で出来た世界に身を委ねてると 
音楽が 突然ひょっこりと 
よっ 久しぶりじゃん 最近どうよって 自分の中に帰ってくる  

その時は 何かすごーくむしょうに嬉しい 
俺 まだ生きてるぜ!って

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