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仏教に学ぶ生き方、考え方「名刺」

 先日、ご縁のあった方から「名刺」を渡されました。

 こちらの名刺は作っていませんので、その旨を伝えて名刺を貰うだけでした。

 ちょっと申し訳ないなと、やっぱり「名刺を作ろうかな」と思っています。

 いや、いました。

 今はやっぱり「名刺は要らない」と思っております。

 例えば会社であれば、自分の「今の職種や役職をお伝えする」のは必要でしょう。

 でも一方で、会社名や役職でその人を「推し量ってしまう」ことも多いと思います。

 また渡す方も、自分の立場に「慢の心」を抱いている方もいるかと思います。

 「オレ、こんな凄い奴だからね」というために渡された名刺になんの「魅力」も感じません。

 つまり、役職や社会的立場といったこの世の肩書からなるべく離れたところに「自分は存在したい」と思っています。

 渡す方も渡される方も、「同じ凡夫」であり、煩悩に煩わされ、悩みを抱えて生きている。

 そして「それ以上でもそれ以下でもない」と思っていたい。

 そんなふうに思いながら人と関わっていきたいと思っています。


☆今日の一句☆

 名刺には
    我唯凡夫と
        書いておこう

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