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ほとけさまのおしえ「鎖を食いちぎれ!」

 「入学、就職シリーズ」第三弾です。

 めでたく入学や就職が叶った方も沢山おられると思います。

 その一方で夢が叶わず、「心が折れてしまいそう」な方もお見えになると思います。

 「また来年頑張ればいいやん!」と励まされながらも、黙って「じっと」耐えていることでしょう。

 でも誤解を恐れずに言ってしまえば、入学も就職もいわば新しい「箱の中に入る」ということです。

 それは学校や会社という「名前のついた箱」にすぎません。

 もちろん箱に入るだけでなくその中で「学力を磨かれたり、労働を提供したり」するわけです。

 成果を出せば、「学校の誉れ」になり「会社の売上」に繋がります。

 そして喝采や昇進で「名誉欲と財欲」を満たされていくわけです。

 一方で箱には入らず、「独学や起業」などで活躍される方も沢山お見えになります。

 まさに自分の実力で社会に挑んでいく姿も、とても「魅力的」だと思うのです。

 私はどちらも経験しておりますが、どちらがいいか比べられるものではないかなと思っております。

 それぞれによさがあり、それぞれに大変さもあります。

 ただ世界は広く、様々なサービスで溢れており、それを探し開拓していく楽しみもあるのかなと思います。

 お釈迦様はクシナガラの王子の身分や城という「箱」を捨てて、「絆がれた鎖」を食いちぎるように一人で修行に出られました。

 そしてやがては「仏教の教え」を説かれたのです。

 今失意の中におられる方は、逆に言えば「鎖を食いちぎって箱からはみ出し、世の中を闊歩できる自由を与えられている」のかもしれません。

 そんなあなたにも、様々なチャンスが埋もれていることを心に「留め置いて」いてほしいのです。


☆今日の一句☆

 叶わずとも
     この世は広い
          前を向け

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