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仏教に学ぶ生き方、考え方「外国の人から学ぶこと」

 最近は「インバウンド需要」が増大し、外国からの旅行客が増えています。

 「京都や浅草」など、歴史のある町並みがとても魅力的に映っているようです。

 また「鄙びた温泉街」や地方の「何気ない景色」を写真に収めようと、地方にも大勢の方が来られております。

 自坊の田舎はそういう実感は沸いていませんが、いつどのようなきっかけで「ブレイク」するかという期待感は格段に高まったと言えます。

 でもこれって日本人が今まで「当たり前」に見てきたものであり、食べてきたものであり、住んできた場所ですよね?

 そして当たり前すぎて「価値がそれほどない」と思っていたものが、外国の人の目から「再評価」されて価値を見出されているのです。

 逆に私たちは、その「視点に学ぶ」必要があるのではと思っております。

 そしてそれは私たちの「生き方や考え方」にも通じるのではないでしょうか?

 日常の何気ない挨拶や近所との付き合い、思いやりや気遣いが実は心の中に「仏心」を育んでいる。

 それはオリジナリティ溢れる文化になり、独特な「価値を生み出す」ことにつながるのではないかなと。

 そして「お寺」という存在がその重要な位置を占めることができるのではと感じ始めております。


☆今日の一句☆

 眼の前の
    足下石ころ
        輝ける

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