見出し画像

仏教に学ぶ生き方、考え方「ジャグジー」

 市民プールには「直径三メートル」ほどのジャグジーが設置されております。

 中央に「泡」が湧き出すように出ており、横からは「ジェット水流」が勢いよく噴出しております。

 泳いだあと、そこに浸かって筋肉を「マッサージ」したり、身体を「リラックス」させたりします。

 そしてそのひとときが「至福のひととき」でもあるのです。

 でも最近は、そこに浸かりながら、他の人の「泳ぎ」を観ております。

 ちょうど「速く泳ぐレーン」がよく見えるので、得意な人が泳ぐ様子が眺められるのです。

 そこで思うのは、皆さん休むことなく「泳ぎ続けて」いらっしゃるということです。

 中にはクイックターンをしてひたすら泳いでいる方もおられ、どうしてそんなに「続けられるのか」と感心するのです。

 そして水泳の「奥深さ」を思い知らされます。

 私は二十五メートルは少しずつ楽に泳げるようになりましたが、まだ五十メートルは泳いでみようとなりません。

 プールサイドで息を整えないと、泳ごうという気にならないのです。

 でもそういう自分を卑下したり、駄目だと思うことはありません。

 むしろ今が「一番楽しい時期」ではないかなと感じています。

 今ちょうど形になってきて、新しい感覚で泳げているときではないかと。

 仏教もまた「然り」です。

 奥深さも感じながら、今ある自分も楽しいと思える。

 そういう感覚が味わえるのが、追い求める心の「原動力」になるのかなと思っております。


☆今日の一句☆

 求めゆく
    今ある自分を
         感じつつ

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?