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仏教に学ぶ生き方、考え方「お通夜」

 今日は久しぶりに朝から法要を四回勤めました。

 一回の法要が読経と偈文や和讃を唱えて大体四十分ほどかかります。

 それにちょっとした法話なり世間話なりをして大体一時間です。

 つまり約四時間声を出し、そのうちお経と偈文で二時間四十分、声帯を駆使したわけで、今は喉が「イガイガ」しております。

 それに朝と夕のお勤めがあるので、それも重なると、「ライブ一本」やりきったくらいの気分です。

その後、やはり夜の「プール」に行き、今やっとファミレスで「ドリンクバー」を楽しんでおります。

 法要のうち一つは「お通夜」のお勤めでした。

 最近はお通夜と言っても、斎場でお勤めするだけですが、私が子どもの頃は「夜遅く」まで勤めておりました。

 近所の人が次から次に「弔問」に訪れ、しかも帰らずに話をし続けるので、夜遅くまで賑わっていたものでした。

 炊き出しやおつまみ、そして酒やビールも当たり前のように出たので、酔っぱらいが大勢いて、にぎやかなものでした。

 そもそも、お通夜とは「そういうもの」です。

 たくさんのゆかりの人たちが、集まって思い出話に華を咲かせる。

 お釈迦様のお通夜は「七日七晩」続いたそうです。

 昨今は「家族葬」も多くなり、お通夜は形だけのものになりつつあります。

 また仕事でお葬式に出られない人の、「プレお葬式」と考える人も多くなりました。

 でも、「故人様を偲び」思い出をいつまでも忘れないようにする気持ちはいつまでも持っていたいものです。


☆今日の一句☆

 お通夜式
    夜を通して
        偲ばれて

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