仏教に学ぶ生き方、考え方「塵と埃」
先代の遺品という名の「我楽多整理」ですが、まだまだ続いています。
一部屋キレイにして、また次の部屋を「一から」片付ける毎日です。
そして殆んど空の洋服箪笥や本棚、テレビ台などの家具を「バラして燃やす」日々です。
そして箪笥のあったところに、大量の「塵や埃」が溜まっています。
たぶん三十年以上一度も動かされたことのない箪笥ですから、相当な年季が入っているのか、「重厚な存在感」があります。
なので箒で掃いてもすぐには動いてくれません。
そういうものを相手にするときは、心が滅入り、こんなことをしている自分が「嫌」になってきます。
でもお釈迦様のお弟子の「シューリハンドク」という方は、その埃を見て悟りを開いたそうです。
同じように二十年間動かしていなかった箪笥を動かし、そこにあった塵と埃を見て自分の心を「内観」し、心の中で蠢く「欲や怒りや妬み」こそ、きれいにしようとされたのです。
それに習って、なるべく「ありのまま」を見るように心がけますが、なかなか難しいのです。
そして己は凡夫であり、悟りなど開けようはずがないことを「思い知る」のです。
☆今日の一句☆
埃見て
我は凡夫と
ホッコリす
※今回のダジャレにつきましては、当方は一切の責任を持ちません。ご了承ください。
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