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サッカーとの出会い(大学~社会人。フットサルとの出会いと社会人サッカーへの挑戦)


大学時代(フットサルとの出会い)

高校3年間をほぼサッカーをして過ごした僕は、春になり大学生として毎日片道1時間半ほどかけて通い始めました。大学ではサッカー部という選択肢もありましたが入部はせず、地元にフットサル場ができるというのでそこで初めてフットサルという競技に出会いました。当時まだ今よりフットサル場というのも周りに少なく、競技としてはより多くボールに触る機会が多いので新鮮でしたが、スピードや空中戦で勝負していた僕にとっては狭いスペースでプレーすることは難しくもありました。
当時完成直後のそのフットサル場にはスタッフとして、後のフットサル日本代表となる原田浩平選手やプロフットサル選手も在籍しており、今考えるとレベルの高い環境でした。この時の経験と出会いもとてもいいものでした。そこの施設にてフットサルチームを作って活動も行っていました。一時期大学にて自分たちでフットサル仲間を集めてチームを作りましたが、ほとんど活動機会なく解散したのも良い思い出です(笑)。いまだにその時のユニフォームは練習時に着ていたりしてます。
アルバイトをしながら学校生活を送るごく普通の大学生活でしたが、ボールを蹴ることは止めることはなく、4年の大学生活を終えました。

社会人デビュー(社会人サッカーとの出会い)

大学を卒業し初めての社会人となった僕は、初就職先をなんと1か月も経たず辞めてしまいました(その時のことはまた別で機会があれば書こうと思います)。退職後の翌日から、僕は地元のスポーツショップにて働き始めました。昔からお世話になっているお店で、スタッフには中学1・2年時代に練習参加させてもらっていた学校の先輩と後輩が働いていたのも一つの縁でした。そこでは小さい子から年配の方まで、色々な人たちがサッカー用品を求めてやって来ました。
そこにある日、中学時代のOBの大学生と再会することになりました。久しぶりでも全く変わっていなかったその人は、僕を自分の所属している社会人サッカーのチーム「ベクターFC」へと誘ってくれました。正直大学に入ってからというものフットサルを主としていた僕は、再びスパイクを履いてサッカーをすることはあまり想像していませんでした。そのチームは地元の市のリーグのみでの活動でしたが、連絡先を聞き、一度体験で参加させてもらうことにしました。
試合日程を聞き、準備をしていた試合当日、その先輩からメールが来ました。
「今日は僕は行けませんが、チームを仕切ってくれている人が別でいてるのでその方宛に行ってください。」
僕は「けぇへんのかい!」と思いましたが、そこは大学時代にフットサルの個人参加で培ったコミュニケーション能力で当日試合に参加させてもらうことに成功しました。対戦相手にはなんと高校時代の同級生、また中学時代隣の学校だったメンバーが数名いました。こうして別チームとして再開できるのも、特別な喜びでもありました。
久しぶりのサッカーだった僕は、まずフットサルとの競技の違いを感じました。圧倒的にピッチの広さが違うので、視野が全く違ったのです。フットサルで慣れた僕は逆サイドまでの視野がなく、久しぶりのサッカーで戸惑いながらのプレーでしたが、それでもあまり深く考えることなく、大きいピッチを楽しみながらプレーすることが出来ました。結果は1得点することができ勝利。最高のサッカー復帰戦となりました。
後にチーム事情や戦績を対戦相手のチームにも聞くことで分かったことですが、僕が所属したベクターFCというチームはリーグ屈指の弱小で、「まさか負けるとは」という相手だったそうだ。確かにチームメイトの年齢層も高く(30~40代がほとんど。20代はいなかったように思う。)、プレー中しんどそうな人もいたかな。そんなチームでの初陣をゴール、そして勝利を飾ることが出来て、僕は社会人サッカーに完全に引き込まれていくことになった。ベクターFCとの出会いは僕の人生にとって大きな転機であり、生きていく上での大切な時間を捧げることができる存在となっていくのでした。

つづく

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