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自己肯定感そんなに高くない私が何とか生き延びてきた訳

なんて私はダメな奴なんだ!

こんな事を感じる事ってあなたにはありますか?
私はしょっちゅうこんな事を考えて自分を責めていました。
これを一言でいうと
自己肯定感が低い、
と言いますよね。

自己肯定感が低いと
新しい事にチャレンジできない
自己嫌悪に陥る
他人と比べて劣等感に苛まれる
周囲に振り回される
等など悪い事ばかりです。
更にひどくなると鬱になったりして、普通の社会生活まで営めなくなります。
私は鬱まではいきませんでしたが、自己肯定感が低いばかりに辛い思いをしてきました。

それでも何とか30年働き続けています。

今となっては自己肯定感ダダ下がりだった20代 30代 40代に比べて仕事でも趣味でも人生をエンジョイできるようになりました。

なぜ、そうなれたのか?

今回はその事についてお話できればとおもいます。

自己肯定感がいつも低空飛行で学校の行くのが辛い、会社に行くのがしんどいと感じている方々に私の経験がお役に立てれば幸いです。

そもそも自己肯定感は低いもの

最初に結論を言ってしまうと自己肯定感なんてそもそも誰でも低いものなのです。
えっ! だって社会で成功しているスポーツマン、経営者は皆自信満々で自己肯定感絶対高そう」
あなたはそういうかもしれません。
しかし、私はこう考えます。
成功者は自己肯定感はそもそも低い。
逆に自己肯定感が低いから人生を楽しみ、成功したのだと。

なぜそんな事が言えるのか順を追ってこれからお話します。

自己肯定感と幸せ

あなたはどんな時に幸せを感じますか?
好きな人と一緒にいる時?
美味しい料理を食べた時?
海外で美しい景色を見た時?
仕事で思い通りの成果をあげられた時?
色々思いつくでしょう。
しかしこれらを一言でいうと
自分の望みがかなった時が幸せと言えます。
とても当たり前の事ですね。
そして、幸せを追求すること自体が生きる事の意味であり、楽しみでもあるのです。
この考えにもあなたは賛成してくれるはず。
しかし自分の夢がかなった時が幸せという事は逆をかえすと
現在の自分は夢がかなっていないです。
そんな現在の自分を肯定できるでしょうか?
現在夢がかなっていないからこそ、夢をかなえたいと思って一生懸命努力しているのですから。
つまり、
夢に向かって真面目に努力している人ほど今の自分に不満があり、自己肯定感が低い。
そして自己肯定感が低い人ほど努力するから成功の可能性が高くなる。
従って成功者は自己肯定感が低い

これが私の考えです。
さらに夢がかなったとしても、人生は夢の追いかけていくプロセスです。
夢がかなえば新たな夢を見つけ、新たな夢をかなえようとします。
従って死ぬまで自己肯定感が満たされることはない。
これが私の持論です。

従ってあなたはまずは人はそもそも自己肯定感が低いという事を受け入れましょう。
それが生きるということなのだから。
「理屈はわかったけれど、でも、日々辛いんだよ」
確かにそうですね。
私もそうでした。
大きな夢があればあるほど、現実と夢とのギャップに苦しむはずです。
それは夢が悪いわけでも、現実のあなたが悪いわけでもありません。
ちょっと自分に対する見方を変えればよいのです。

低い自己肯定感を耐えながら生きていくには

人は皆自己肯定感が低い。
特に大きな夢や現実の自分に厳しい人ほど自己肯定感は低いもの。
ただ自己肯定感が低くてもその状況に耐えられる人と耐えられない人が
いるのもまた事実。
私は発見したのです。低い自己肯定感を持ちながら生きるにはちょっとしたコツがある事を。
それは、
自分の夢がかなったとしても、かなわなかったとしてもあなた自身の本来の価値は変わらない
というものです。
例えばあなたは役者になる夢をもっといるとします。
オーディションに受かり、映画の端役を掴みます。
その瞬間あなたの自己肯定感は一瞬満たされます。
しかし、当然あなたは映画の主役になる夢を新たにもちます。
そして、努力に努力を重ね、ある映画の主役の最終オーディションまで残りますが、結局落選してしまいます。
「俺の努力不足だった。この映画の主役を勝ち取れなかった俺は価値がない
とあなたは思い込みます。
この
「~できなかったそんな俺は価値がない」
自己肯定感に付随する苦しみの根本原因です。

たった一つの失敗で自分の存在自体を否定してしまうその考えはすぐに捨て去りましょう。

映画の主役になれたとしても、例えなれなかったとしても、それはあなたの一部であり、全部ではないのです。
主役になれなかったあなたは、主役を勝ち得たライバルより人として劣っている訳ではない。ただその役柄にはライバルの方がよりあっていたとプロデューサーや監督、関係者が判断したに過ぎない。
更にプライベートの視点を移すと、あなたは奥さんと円満な関係を築いているがライバルは奥さんに日々暴力をふるっているかもしれない。
つまり私と言いたい事はこういう事です。
一つの成功、失敗が人の価値を決めるものではない。
皆不完全な人間で完璧な人などいない。
その人の地位や性格を取り上げて、その人存在そのものを評価する事なんて誰にもできないのです。
この考えがきちんと理解できれば、
「俺の努力不足だった。この映画の主役を勝ち取れなかった俺は価値がない
と考える事はなくなるはずです。
そしてこう考えるようになるのではないでしょうか。
「自分なりに努力はしたが、この映画の主役は勝ち取れなかった。だが主役が取れなかったとしても俺の価値は変わらない。とても残念だが、また頑張ろう。」
このようにたとえ思う通りにいかなくても自分の価値が変わらないとして、ありのままの自分を受け入れる態度を無条件の自己受容と言います。
無条件の自己受容を持つことが自己肯定感に振り回されずに生きるコツなのです。

無条件の自己受容を近づくために

無条件の自己受容を持つことがそもそも低い自己肯定感を持ちながら生き延びるコツです。
しかし、無条件の自己受容を身に着ける事は頭ではわかっていても中々実践する事は難しい現実があります。
なぜなら、私たちの生きている社会は条件付けで評価されることが実際は多いからです。
偏差値がいくつ以上ないと志望校に入れないとか
この仕事を成功させないと昇進できないとか
この資格がないと、この仕事にはつけないとか
何をするにも条件が関わってくる以上、条件に満たない自分は価値がない、と思い込んでも当然なのです。
無条件の自己受容を身に着けるのには時間がかかります。
しかし、自分の価値を揺るがす事は毎日あなたの頭に降りかかるのです。
「では、どうすりゃいいの?」
あなたは私にきくでしょう。
その気持ちよくわかります。
そこで、ここからは私が編み出した無条件の自己受容を近づくためのいくつかの方法をご紹介しようと思います。
ご紹介する方法は根本的な解決にはならないかもしれません。しかし、とにかく私もあなたも毎日をなんとか生き延びなければなりません。
ただ下がりの自己肯定感であっても、無条件の自己受容を意識し、毎日を過ごすのです。そうする事で少しずつ自分の内面が変容し、無条件の自己受容に近づけるのです。
生き延び手段として是非これらのことを試してみてください。

信頼している人、好きな人に一緒にいてもらう。励ましてもらう。

あなたが本当に信頼している人 例えばご両親や兄弟、または恋人や配偶者に一緒にいてもらう事はそれだけでも「自分はいていいんだ」という自己肯定感に繋がりまる。さらに自分の話を聞いてもらい、励ましてもらう事はあなたの価値を見直すのにとても良い効果があります。
そういう方がいれば是非励ましてもらってください。

今感じる事を感じるままに書きだしてみる

「自分には一緒にいてくれる信頼できる人なんていない」
そんなあなたでも大丈夫。
今感じている事を感じるままに紙に書きだしてみる
書くだけで物事の整理がつき、書きだす前よりスッキリするはずです。
さらに書いた内容をこのnoteに掲載する事もお勧めします。
掲載する事によって同じ悩み、考えをもつ人からスキ!がもらえるとそれはそれでうれしいもの。
ただたとえスキ! がもらえなくても気にしない事がnoteを始めるコツ。
是非note読むだけで掲載した事がない方は自分のために掲載してみてください。
記念する第一作を掲載するときには、掲載する前にnoteのコミュニティガイドラインは必ず一読する事をお忘れなく。
また二作目以降、掲載するたびに自分の文章が第三者からみて誰かを傷つけないか? をチェックすることも忘れないように。

夢自体をもう一度見直す

あなたがもっている夢は本当にあなた自身の夢でしょうか?
親や上司等誰かから無理やり押し付けられた夢はそもそも追いかける価値がありません。誰かから承認を得たくて追いかけてることはあなたの夢とはいえません。そんなものに振り回される事自体馬鹿らしい。
一度夢を見直す事も必要です。

プロセスを評価する

結果だけみていても苦しいだけ。
どんな思いでどれだけ頑張ったか、という事を自分に問いてみてください。
結果ではなくプロセスを評価する態度こそ、無条件の自己受容に繋がります。

上手に自分に言い訳をいう

あなた一人できる事なんてたかがしれています。
物事がうまくいかなったのはあなた一人のせいではありません。
上手に他人のせい、環境のせいにするのです。
それが生き延びるコツです。
ただしあくまで自分に言い訳をいうだけで、その言い訳を他の人にいうのは控えた方が無難でしょう。

時が経つのを待つ

今までお話した事、どれも上手くできなかった場合は、とにかく時が経つのを待ちましょう。
いつか自己受容という光は見えてきます。
今の私のように。

まとめ

いかがだったでしょうか?
無条件の自己受容がいかに重要かわかっていただけたのではないでしょうか?
実はこの無条件の自己受容。
私の専売特許ではありません。
20世紀の心理療法家 アルバート・エリスらが提唱した考えです。
是非アルバート・エリスの理論にも触れてみてください。
では、お互い今日を乗り切りましょう。






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