僕は就職に合わせて上京し、
山手線の上の方、駒込駅と田端駅の中間地点あたりに1年半住んでいた。

地方に住んでいた僕は、駒込と田端という名前すら聞いたことすらなかった。
東京に住んでいたとしても、駒込と田端で降りるなんて人はかなりレアじゃないだろうか。

会社でうまくいかず病んでいた僕は、
休みの日はよく山手線に乗ってフラフラと出かけていた。

1人で東京の右半分あたりを放浪したいという人は参考になるかもしれない。
そんな人あんまりいないようで、結構居るんじゃないか？と思っている。

ちなみに、
山手線の右上とは、下の図だと駒込〜新橋あたりだと勝手に思っている（右半分、と言った方が正確かもしれない）

▪︎東京染井温泉 SAKURA （駒込駅）

何度ここに行ったか分からないくらいには行ってた。多い時だと週3で行ってた。

仕事で詰められすぎて頭がおかしくなったら、家で1人でいると発狂しそうになるから、スーパー銭湯で癒すしか無かった。

このスーパー銭湯は館内が綺麗で、
広さの割には風呂の種類もあり、サウナもあり、必要なものは最低限ちゃんとある店だった。

特筆すべきは飯の美味さ。
特に、鉄板焼きうどんが美味すぎる。それを食べたいがためにわざわざ行くこともあった。
価格帯はそこそこ高いけど、それに見合う価値はあると思う。

一応休憩スペースもある。漫画の種類は少ないけど、テレビも見れたりして最低限のんびりできる。

▪︎ 隅田川　吾妻橋近くの階段スペース　

都会のビルやら密集した雰囲気に疲れてくると、隅田川までよく行っていた。

浅草駅で降りて、スカイツリーとアサヒ本社を眺めながら吾妻橋を渡り、
川沿いの階段スペースに座って川をぼーっと眺めていた。

地方民は東京の川とかwwとバカにするかもしれないが（僕も実際舐めていた）
隅田川はマジでデカくて、水は近くで見ると汚いけど遠目には綺麗に見えるし、川沿いは整備されていて歩きやすいし、座れるスペースも多いからのんびりできる。

浅草駅は人混みでうんざりすると思うが、隅田川まで辿り着けば落ち着く時間が作れるはず。

▪︎ 田端駅近くの橋　東台橋　

会社で嫌なことがあり、
家でじっとしていられない夜はよく家の近くを散歩した。

駒込の飲み屋は少し雰囲気が怖いけど、
田端周辺はほとんど何もないから、のんびり散歩できた。

この橋から田端駅周辺を見下ろすと、電車や駅前の交差点をいっぺんに眺めることができる。
山手線、京浜東北線、東北新幹線の路線が見えるため、特別電車好きでなくても結構見応えがある。
夜は静かで、流れる車や人を眺めてるだけで少し気持ちが落ち着いた。

▪︎ スーパーポテト　秋葉原店　

レトロゲームが所狭しと詰まった店。
少年の頃の夢とか思い出が蘇ってきて、眺めているだけでも楽しい。
店の中は狭くて、外国人観光客も多いためゆっくりはしづらい。

最上階は駄菓子とレトロなゲームセンターがあり、昔懐かしの雰囲気が楽しめる。

これ欲しかったな、今なら買えるな、みたいな素直な気持ちになれる店。

▪︎ 皇居外苑

オールナイトニッポンを聴くことが心の支えになっていた僕は、
休みの日によく有楽町で降りてフラフラしていた。
別に東京駅でもいいけど、東京駅は構内が複雑だから、有楽町駅からのんびり歩いて皇居外苑に行っていた。
隅田川もそうだけど、東京23区は所狭しとぎゅうぎゅうに詰まってるくせに、時折めっちゃスペース広いところがある。
皇居外苑はその最たるもので、都心の中にこんなのんびり散歩できる場所があるんだなと驚く。

人にぶつからないように歩くのに疲れた人は皇居に行けばいいと思う。道広すぎてマジでぶつからないから。

▪︎ 宮越屋珈琲 新橋店　

禁煙、分煙の流れの中珍しく、喫煙可の喫茶店。
僕は喫煙者では無いけど、喫煙可の店はタバコを嗜んでいてあまり喋らないから、
店が騒がしくない気がして居心地が良い。

価格帯は高いけど、一枚から頼めるクッキーが薄くてパリパリで美味しい。
タバコの匂いが気にならない人は、1人でのんびりできるはず。

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以上、山手線右上のお一人様おすすめスポットを紹介した。
山手線とはいえ、新宿や渋谷エリアに比べて右上のエリアはわりとのんびりさとシンプルな雰囲気がある気がする。
東京といっても一括りにできないもんだなあと思う。