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60.入院記録~妻目線①~

 こんにちは、masayaの妻です。

 前回の記事で予告していましたが、夫がFP試験の勉強に集中している間、代わりに投稿させていただきたいと思います。3週に渡って投稿していく予定なので、どうか温かい目で見てくださると嬉しいです。

 今回と次回は、夫が入院していた時期に感じていたことなどを書いていきます。これまで投稿された入院の話と重複する部分も多いかと思いますが、番外編のような感じでお楽しみください!

 ↓ まだ入院生活の記事を読んでいない方はこちらからどうぞ

 お時間があればご覧ください。

 夫と一緒に過ごすようになってから、今年で10年になります。長い期間を共に過ごす中でも体調を崩すことはほとんどなく、しいて言えば毎年鼻炎がしんどそうだなあと思うくらいでした。健康に気を遣っていたので、病気とは無縁といった感じです。鼻炎も季節限定で、ある程度期間が経つと落ち着き、健康な毎日を送っていました。

 そんな夫が突然体調を崩して入院することになり、初めての連続でつらいことも多くありました。特に入院するまでの期間は本当につらかったです。原因はよく分からないけれど、ずっと鼻水と咳、高熱が続く日々。耳鼻科でもらった薬も効かず、家でただただ耐えている。そこまで苦しんでいるところを見たこともなかったので、どうしていいか分かりませんでした。

 つらい日々を送る中で、ふと思ったのが「鼻炎で高熱が続くことはあるのだろうか?感染症になったのでは?」という疑問。そこで内科への受診を勧めた結果、入院することになりました。こういうご時世でなければ、ずっと鼻炎が原因と思い込んでいたかもしれません。

 夫には悪いですが、入院が決まった時「やっと眠れる」と思いました。というのも、夜中に鼻をかむ音や咳、えずく音などがずっと聞こえていたので、ほとんど眠れない日々が続いていたからです。さらに、弱っていく姿を見るのは正直かなりしんどくて、一番つらいのは本人なのに自分までつらくなっていました。
 入院することへの驚きはありましたが、これで必ず良い方向に向かっていくはずだと思って、少しだけ安心したのを覚えています。

 とりあえず急いで自宅へ荷物を取りに行き、戻ってきた時にはもう病棟にいたので会えませんでした。感染症対策なので仕方ないですが、せっかく持ってきたのに…と悲しくなりました。それから数日はまだ正確な病名がついていない状態で、治療も最低限。連絡をする度にしんどいと返ってくるので、どんどん不安が募ります。やっと眠れると思ったのに、不安大きすぎてしばらく眠れない日々が続きました。


 入院から1週間が経った頃、主治医の先生から治療の詳しい説明があるとのことで病院へ向かいました。不安と緊張で行くのが怖かったです。そして夫と一緒に話を聞くと、多発血管炎性肉芽腫症という病気であると告げられました。聞いたことのない病気と難しい治療の話で戸惑いましたが、難病であることと治療ができることだけは理解しました。

 実は入院してすぐの数日間、あまりにもつらそうな状況を聞いて最悪の事態まで予想していたのです。だから治療ができると分かって、これからも一緒にいられるんだと心から安心しました。

 難病という言葉には大きな不安も感じましたが、それでも生きていてくれることが1番です。きっとこれから難病によって様々な困難にぶつかることもあると思うけれど、とりあえず一緒にいれば大丈夫という謎の自信が湧いてきました。そして本人は私以上に相当なショックを受けているだろうと予感していましたが、後で聞いてみたら案外同じようなことを考えていたと分かってビックリ。長く一緒にいると考え方も似てくるんですかね。

 入院生活はまだまだ続きますが、長くなるので今回はこのへんで。

 それでは皆様、健やかにお過ごしください。

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