Gifted/ ギフテッド

『(500)日のサマー』で知られるMarc Webb監督の最新作、『ギフテッド』が今週末から日本公開になっていたみたいですね。主演はChris EvansMckenna Grace、製作とアメリカ配給はFox Searchlightということで、映画のオープニングのファンファーレは「Fox Searchlight」になっていますね。

幼い頃にシングルマザーの母親を亡くし、数学にものすごい才能を見せる7歳のメアリーと、彼女を普通の子として男手一つで育てるフランク、そしてその二人の前に突如現れ、親権を争って裁判を起こすフランクの母親(メアリーのおばあちゃんでもある)を巡るストーリーです。

予告編はこちら:

実はこの映画はLAでは今年の春頃すでに公開されていたので、向こうにいるうちに観ることが出来ました。(そして見てから数ヶ月がたってしまったので、詳細はちょっと忘れてしまったのですが…)

僕個人的には邦題で一悶着あった『Hidden Figures(『ドリーム』)』(作品自体はものすごく良く、間違いなく2016年ベストの一つです)に出演していたOctavia Spencerに注目していたのですが、すでに天才少女として映画評などに書かれている通り、Mckenna Graceの演技は本当にチャーミングで、表情豊かでした。共演のChris Evansは、なぜか完全になめてかかっていたのですが、亡き姉の意志と姪の幸せを思う若い男を好演していました。

というわけで、この辺りの俳優陣のケミストリーは素晴らしいと思ったのですが、タイトルに直結している数学の部分、自殺したフランクの姉を巡っての親子の衝突、そして裁判など、ちょっと消化不良気味に感じたのと、数学という客観性の極みみたいな分野と、家族同士の感情といった部分の絡み合いをもうちょっとうまく見せてくれたらなと感じたようにも記憶しています。

僕が行った上映会はLACMA(ロサンゼルス郡美術館)で行なわれたのですが、その際に監督とMckennaによるQ&Aセッションがありました。いろいろと製作の面白い話が聞けるかなと思いきや、ステージがMckennaの独壇場と化しました。映画とは違って、元気いっぱいな感じでした。LAはこういう上映会が街の至る所でいつも行なわれていて、映画業界で働く人にとっては本当に最高の場所だなと思う次第です。

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