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不動産業界の裏側を暴露②(物件の囲い込み)

か・こ・い・こ・み 。。。「囲い込み」が、非常に大きな問題となっています。

囲い込み問題とは、お客さんから売却依頼を受けた物件を自社で情報を抱え込んでしまい、他社には紹介しないという問題です。

不動産の物件情報は、共有されている。。。はずでは?

お客さんから不動産売却の依頼をうけた不動産会社は、その「物件」を自社だけで販売せず、不動産業界全体で情報を共有し、多くの会社で販売できるようにしなくてはなりません。

売却の委任契約を受けた不動産会社が、故意に情報を隠したり独占することは法律で禁じられています。媒介契約を受けた場合、決められた期間内に物件情報を指定流通機構(レインズ)へ登録する事が義務付けられています。

レインズとは、宅地建物取引業者(いわゆる不動産会社)間で不動産情報をパソコン等を端末として情報共有を行う情報システムのことです。

レインズ

出典:公益財団法人東日本不動産流通機構

レインズは、不動産会社間で共有しているデータベースのようなものです。ここへ登録することにより、他の不動産会社にも物件情報が行き渡り、数多くの購入希望者に紹介されます。(つまり、自社だけでなく、その他多くの会社の集客力・営業力が利用できるようになるということです。)

小さな不動産会社でも市場にある多くの物件が紹介できる理由はこれです。

広く業界で力を合わせることで、物件を「早期に」「適正な価格で」販売できるというほかの業界にはあまりない大きなメリットがあります。

手数料のために物件情報を独り占め、 顧客を苦しめても!!

不動産仲介会社の収入源は、基本的には「仲介手数料」です。

売却依頼を受けた不動産会社Aは、売主から仲介手数料を受取り、購入依頼を受けた不動産会社Bは、買主から仲介手数料を受取ります。

しかし、売却依頼を受けた不動産会社Aが、もしも買主も見つければ、双方から手数料を受取れるので倍の収入になります。

正々堂々と登録し広く情報を流通させたうえであれば、売主・買主双方からの手数料も合法で悪いことではありません。営業努力のたまものですから。

しかし、不動産業界の「悪しき慣習」で、売却依頼を受けた不動産会社Aが「登録はすれども紹介はしない」業界用語で 「囲い込み」が、いま非常に大きな問題となっています。

レインズ登録はするが、他業者には絶対紹介しない、それが「囲い込み」

買いたい人がいますよ、と他の会社が不動産会社Aに連絡を入れたとしても、不動産会社Aは「その物件はお話が入っています」とか「契約予定です」などと本当は何もないのに、嘘をついて全て断ってしまう恐ろしい行為なのです。

なにが恐ろしいかと言えば、売主さんの売却機会損失や買換え先の喪失につながる可能性があります。

たとえば、資金的にきつくて売却する会社や家庭は、売却が遅れると(早く売れてくれないと)破綻の危機に直面します。

買い替えの場合は、不動産が売れてくれないと買い替え計画が破綻してしまうことになります。希望を持って不動産を買い換えるのに、逆に住宅ローンのダブル支払いで、家計が破綻してしまうなど恐ろしい事態になってしまいます。

不動産売却をお考えの方は、売却したあとの「目的」があるはず

しかし、肝心の不動産が売れない、あるいは当初聞いていた額より大きく値下げしなければ売れない、となると不動産売却することで逆に破綻するかもしれないという本末転倒な状況になりかねません。

不動産会社にとっては、物件を仕入れるわけではないので、ほかの商売と違って原価コストがかからず、たとえ売れなくても損はさほどありません。

悪徳な不動産会社の中には、物件が売れなくて手数料が入らなくても、売主が破綻したあとにその物件を競売で安く落札することを目論む者もいます。つまり売れようが売れまいが売却委任契約さえとってしまえばよいという考えです。

このように、不動産会社が自社利益のみを考え、物件を囲い込み、お客さんに対しての背信行為を平気で行う事が多々見受けられます。これは地元の小さな会社よりも、誰でも知っている大きな会社ほどその傾向は強いように感じます。

どんなに大きな会社でも関東全域の不動産会社の数とその集客力・営業力の総数には及びません。事実、囲い込みと思われる物件には売れてないものがたくさんあります。

物件の囲い込みが行われれば、売主さんには何のメリットもありません

何もわからない素人のお客さんを騙して、しかも信じて任せてくれた人を騙してまでも自社の利益にする、自分の営業成績の足しにする、そんな不動産業界人が、実はたくさんいます。

不動産売却の セカンドオピニオンとして

では、一般消費者たるお客さんはどのようにこの悪質な囲い込みを見極めれば良いのか?

売却依頼をしてから、室内へのご案内が最初の1か月に1~2組だけの場合や、しきりに値下げの話を持って来るなどを感じたら、ご相談ください。

「囲い込み」されているかいないかは、その場でスグに判明します

※囲い込みされていない場合は、残念ながら価格が相場より高いと思います

指定流通機構(レインズ)側でも罰則規定などを強化しておりますが、まだまだ、残念ながら「囲い込み」がある現状です。大切な資産であるマイホームや不動産だからこそ、託せるパートナーを見つけることが重要です。

すでに他社にて売却依頼をされている方も、ぜひセカンドオピニオンとして無料カウンセリングをご活用ください。

こちらで無料相談を受付中です!

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