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物語の面白さを決めるポイント。

物語の面白さを決めるポイントというのは
実はとてもシンプルである。

その物語の中にどれだけの真理が含まれているか?

物語内の“真理の含有量”とでも言ったら良いだろうか
この“真理の含有量”の多い作品ほど絶対的に面白い。

三次元では成立しえないように思えるさまざまな展開が
アニメや映画のストーリーでは次々に起きてくるが
それをなんとなくでもスムーズに観れてしまうのは、

そこに私たちの三次元のルールとは別のルールや
法則がもしかしたら存在するかもしれないと、
どこかで納得したり判断を緩めたりしながら
物語を観ることができるからだ。

このどこかで納得できている自分、というとこがポイントだ。
どこか…とはどこのことだなのだろう?
それは自分自身のハートの中深奥に刻まれた真理の領域のことだ。

人は誰でもその中心を真理によって貫かれている。

だから物語を観た人は、ストーリーに内包された
真理と、自分自身のハートに刻まれた真理との
共振体験によって深く感銘を受けることになる。

双方の真理が共振することで命の中の真理の含有量が増え、
人は以前よりも豊かになる。

ところが作り手が物語の中に十分に真理のパワーを
注ぎ込むことができていないと、

その真理の不足によって作品自体は秩序やパワーバランス、
世界観を統合化することができず、
途端に全体性が鈍って劣化してくる。

キャラクターの行動やセリフの一挙手一投足からも
当然、真理が抜けてしまうので、悪役は悪役になり切れないし
脇役には脇役らしいジョボさを与え切ることができない。
物語から生命力が抜けていってしまったのだ。

だから作り手はいかに自分自身の意識を真理に浸すかが
死活問題になってくる。

作家の例えではないが、現代のヴァイオリン製作家は

「ストラディヴァリウスを作ったアントニオ・ストラディヴァリ本人の
メンタリティそのものを調べ、学ばなければストラディヴァリウスの音
を越えることはできないだろう」
と述べている。

ストラディヴァリは他のどんな楽器製作家よりも真理に浸っていた。

良い作品を生み出そうと思ったなら、良い作品に触れることは当然である。
そして、その作品群にどっぷりと浸かり続けること
で真理の力をできるだけじっくり蓄え増幅させていくことが大切だ。

1月7日の3段階の集中力で最高領域へ至る。でも
第3段階として伝えているが結局、勝負はこの一点に尽きる。

真理への接続、関係性が濃ければ濃いほど、創造性は無尽蔵に高まる。


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