見出し画像

オススメETF分析#1|中国のIT企業のレバレッジ2倍ETF「CWEB」

今後はオススメETFのテーマでたくさんの優良ETFを紹介・分析していきます。

今回の記事では、中国のIT企業のETF「KWEB」のレバレッジ2倍ETF「CWEB」について分析していきます。

CWEB構成銘柄Top10

テンセントやアリババ、ピンデュオデュオなどの中国の有名企業が構成比率の上位を占めていますね。

この構成銘柄上位10社について深堀りしていきます。

1.Tencent (700)

テンセント・ホールディングスは、インターネットサービス事業、コンテンツ事業、および投資事業を手掛ける中国のインターネット大手である。主なサービスには、ソーシャルネットワーキング型コミュニケーションアプリ(Weixin/WeChat)、インスタントメッセンジャー(QQ)、オンラインPCとモバイルゲームコンテンツ(ニュース、ビデオ、音楽、コミック、文学など)、ユーティリティ(電子メール、アプリストア、モバイルセキュリティ、モバイルブラウザなど)、クラウド金融テクノロジーなどがある。Weixin/WeChatおよびQQで提供されるTenpayは、テンセントの生態系(エコシステム)でクローズドループ型決済を可能にする決済ソリューションであり、多くの第三者パートナーおよび実店舗型加盟店で利用されている。月間総アクティブ・ユーザー数は、QQで6億人、Weixin/WeChaで12億人を超えている。

インタネットメッセンジャー
インタネットを通じて、リアルタイムでコミュニケーションを表現するアプリケーション。

手掛けているサービスが多すぎて、中国の何でも屋という感じですね。

通期・四半期で見てもきれいに右肩上がりで上昇していますね。

営業CFもフリーCFは年々増加しており、そこで得たキャッシュを投資に回しています。

2.Alibaba Group($BABA)

アリババ・グループ・ホールディングは、オンラインおよびモバイル向けの商取引サイトを展開している。2019年3月期の総取引額(GMV)は5兆7,000億人民元($8,460億)と世界最大規模を誇る。タオバオ(C2C)や天猫Tmall(B2C)など、中国最大級の電子商取引市場を運営する。2019年3月期の売上高構成は、中国の電子商取引市場(タオバオでは広告および加盟店向けデータ・サービス、天猫Tmallでは手数料が主な収入源)が68%、海外の小売・卸売電子商取引市場が7%、クラウド・コンピューティングが7%、デジタルメディア・エンターテインメントが6%、物流サービス会社菜鳥網(Cainiao)が4%、イノベーション・イニシアティブ・その他が1%となっている。2019年3月期のモバイル経由のGMVはGMV全体の85%を占める。


通期業績は、年々右肩上がりで、今回のコロナ禍で利益が爆増しました。

四半期業績は、凹凸ありながらも順調に推移しています。

営業CFもフリーCFは年々増加しています。

3.Meituan(メイトゥアン)(3690)

メイトゥアンは、eコマース・プラットフォームを通じて200種類を超えるサービスを提供している。サービスには、ケータリング、オンディマンドデリバリー、カーヘイリング(配車サービス)、バイクシェアリング、ホテル・旅行予約、映画チケット販売、エンターテインメントやライフスタイル・サービスなどがある。Meituan、Dianping、Meituan Waimai、Mobikeなどの知名度の高いモバイルアプリを中国で展開している。

通期業績は、売上高は年々増加していますが、営業利益は横ばい状態で推移していますね。

営業CFやフリーCFは近年増加しています。

4.Pinduoduo($PDD)

ピンドュオドュオは、商品の買い手にバリュー感のある商品を取引する機会や双方向のショッピング・エクスペリエンスを提供するモバイル・プラットフォームを運営する中国のeコマース企業である。プラットフォームでは、バリュー感のある価格でさまざまな商品の選択が可能で、ソーシャル・ショッピングを体験することができる。売り手にとっては、ソーシャル・ネットワークを活用した顧客の獲得、およびエンゲージメントを提供するための効果的かつ効率的なツールとなっている。売上は、すべて中国市場から生み出されている。

通期も四半期の売上も大きく増加していますが、利益があまり増えていませんね。この要因は、投資をしているからでしょう。(投資CFのマイナスが拡大)

営業CFもフリーCFも順調に上昇しています。

5.Baidu($BIDU)

バイドゥは、中国最大級のインターネット検索エンジンを手掛ける。モバイル検索トラフィックでみた中国市場でのシェアは70%台半ばである。収益に占める割合は、オンラインマーケティングサービスが約86%で、残りはその他の部門となっている。テクノロジー主導の企業であり、自動運転など人工知能(AI)技術に投資している。

売上高は、年々増加していますが、利益は年によって上下していて、安定はしていないですね。

四半期で見ても、売上高はほぼ横ばいで利益は上下しています。

営業CFやフリーCFはほぼ横ばいで推移しています。

6.KE Holdings($BEKE)

KEホールディングスは、中国で住宅売買および関連サービスを提供するためのオンラインとオフラインを統合したラットフォームの運営を手掛ける。Beikeプラットフォームを通じて、中古・新規住宅の売買から、住宅の賃貸、住宅リフォーム、不動産金融ソリューション、その他のサービスまで、サービスの提供者や顧客が、効率的に住宅の売買を進め完了できるよう新たな方法で支援している。事業は、中古住宅売買サービス、新築住宅売買サービス、新興・その他サービスの3部門を通じて展開している。

今までは減少傾向だった業績は、今年利益が大きく伸びました。

営業CF、フリーCFともに微増ですね。

7.Netease($NTES)

ネットイースは、中国のネット関連サービスプロバイダ。同社サイトwww.netease.comを通し、オンラインゲーム、ニュース、オークション、Eコマース、コミュニティ、コミュニケーションサービス、ウェブディレクトリやウェブ検索エンジンなど中国語のオンラインサービスを提供。また、携帯電話向けに宣伝広告、ニュース等の配信サービスも行う。

通期業績では、売上高、利益ともに増加していますね。

四半期業績では、売上高は上昇、利益は横ばいですね。

営業CFやフリーCFは順調に増回しています。
また、投資CFが年々拡大しているので、投資を積極的に行っていると思われます。

8.Trip.com Group($TCOM)

トリップ・ドットコム・グループは、中国最大のオンライン旅行会社である。宿泊予約や交通チケットが2019年の売上の約77%を占めている。残りはパッケージツアーと法人旅行から得ている。売上のほとんどはウェブサイトとモバイルプラットフォーム経由で、残りはコールセンターからのものである。1999年に設立され、2003年12月にナスダック証券取引所に上場した。

年々、売上高と利益ともに上昇していましたが、今年はコロナの影響で業績はかなり悪化してしまいました。

今まで順調に増加していたキャッシュもコロナの影響でかなり減ってしまいました。

9.JD.com($JD)

JDドットコムは、取引額でアリババに次ぐ中国第2位のeコマース(電子商取引)企業である。真正性の高い選び抜かれた幅広い製品を競争力のある価格で販売し、迅速かつ信頼性の高い配送サービスを提供している。自社の従業員で構築されている全国規模のフルフィルメント・インフラストラクチャーとラストマイルデリバリー・ネットワークが、オンライン直販、オンラインマーケットプレイス、オムニチャネル事業を支えている。2010年にオンラインマーケットプレイス事業を開始した。

売上高も利益も年々増加していましたが、さらにコロナの恩恵を授かり利益が爆増しました。

営業CF、フリーCFはコロナのおかげで増え、また、そこで得たキャッシュを投資に回しています。

10.Blilibili($BILI)

ビリビリは、オンライン・エンターテインメント全領域を手掛ける会社である。ビデオ、ライブ放送、およびモバイルゲームを含む、様々なジャンルおよびメディアフォーマットをカバーするビデオ共有ウェブサイトを運営する。アニメーション、コミック、およびゲームを特徴とし、ユーザーは、ビデオ上に解説字幕を載せ、閲覧、追加することができる。地理的には、中国を拠点としており、モバイルゲーム、Eコマース、ライブ放送、オンライン広告から収益を得ている

売上高は年々増加していますが、利益が減少傾向です。
この要因は、投資を積極的にしているからだと思われます。

営業CF、フリーCFともにほぼ横ばいです。

最後に

今回はCWEBというETFを紹介・分析しました。

 CWEBはレバレッジ2倍のETFなので、リスクがあると思う方はKWEBというレバレッジのかかっていないETFをオススメします。

個人的には、レバレッジをかけてお金を効率的に増やしたいので、時期を見計らって買っていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?