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『腹を空かせた勇者ども』


『腹を空かせた勇者ども』 金原ひとみ

▶︎あらすじ

私ら人生で一番エネルギー要る時期なのに。ハードモードな日常ちょっとえぐすぎん?ーー陽キャ中学生レナレナが、「公然不倫」中の母と共に未来をひらく、知恵と勇気の爽快青春長篇。
皆が違って複雑で、困難がデフォルトの今を見つめる、
幼くタフで、浅はかだけど賢明な、育ち盛りの少女たち。
『蛇にピアス』から20年、『マザーズ』から12年を経て、
著者が辿り着いた新たなる世界。(Amazonより)


▶︎感想

今まで読んでき作品とは違うカラカラに陽な感じ。それもまたいいし、でも物足りなさみたいなものを感じる部分もある。

でも、誰もが多かれ少なかれこの二つの要素を合わせ持っているんじゃないかなとも思う。


特に大きな出来事があるわけではない思春期の日常だけど、母娘の普段の会話に引き込まれる魅力がたくさんある。


”人が真面目に語る言葉をポエムとか揶揄する人はいつか必ず地割れに飲み込まれて死ぬから止めた方がいいよ”


この作品を経た後の著者の次の長編を、振り幅を含めて楽しみにしたい。


と思っていたら、最近の朝日新聞デジタルに載っていた文章がすごかった。

digital.asahi.com

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