71.使っても減らない5つのお金のルール

ポルシェは買うのに、マイホームは買わない! ?
一代で財を成したビジネスエリートたちは何にお金を使っているのか?
経済的な自由を手に入れるための、シンプルなお金のルール
お金を使ってお金を増やす「生き金」。使ったお金の価値が減ってしまう「死に金」。ビジネスで成功し、一代で財を築いたビジネスエリートたちは必ずと言っていいほど「生き金」を使っています。一方で、定年を迎えた後に「お金がない」「年金が少ない」と言って汲々としている人は、2~3億円とも言われているサラリーマンの生涯年収の大半を、「死に金」に使ってしまっているのです。「生き金」と「死に金」はどこがどう違うのか、何にどうお金を使えばいいのか――。
本書では、著者が数多くのビジネスエリートたちと交流する中で見出した「お金の使い方のルール」を紹介します。一見無駄遣いのように見えるお金でさえ、実は「生き金」になっている彼らのお金の使い方とは?
経済的な成功を手にして、ハッピーな老後を送りたい人は必読の1冊です。

Amazon商品説明より

5つのお金のルール

■ルール1・・・「時間」を買う
■ルール2・・・「ノウハウ」を買う
■ルール3・・・「人脈」を買う
■ルール4・・・「希少性」を買う
■ルール5・・・「お金を生む資産」を買う

①人より先に行動するための投資

欲しいと思ったらスピード優先、人より先に行動することを心がけていなければ、チャンスをつかめない。

上記のことをしようと思うと、情報に投資します。そして最速で行動するための手段にも投資します。そこにお金をかけることで、帰ってくるリターンに期待する、という意味での投資ということです。
私自身はこの行動までのスピード感に加え、「判断」までのスピード感も大事だと思いました。「判断」するために必要な「犠牲」を「投資」として考えることができるかが、スピードを体現する鍵に思えます。

②バックグラウンドへの意識

自分と「スタート地点」が同じだった人が作った「レシピ」を選ぶことが大切になります。

理論理屈ではよくわかる言葉だと思います。例えば私が現職の建築設計を離れ、スパイスカレー屋を開きたいとなれば、「建築業界で働いていたけど、食に関心をもって自分のレストランを開いた」ヒトに聞きに行くのが最短ルートですよね。
今時SNSを見れば、いろんなノウハウ・情報商材が落ちていて、価格も様々です。そんな中で、どれを手にするかは自分次第であり、自分がやりたいことなりたいものを理解する必要があると思います。自己分析なめちゃいかんですね。

③紹介の威力

東京に出てきて、建築業界で社会人経験を積んで思いますが、(他業種でも同じ思いがあると思いますが)、紹介しないと知らない人に会えません。
まじで業種の世界は狭いし、広がらない。
なので、その中に奇跡的に外のコネクションを持つ人がいるなら、自分も便乗すべきなわけです。東京に出てきても、そんな現実なんです。
むしろ紹介があれば、自分の目標の人にはいつか会えてしまうんです。

また「人に会うこと」は貴重な相手の時間を奪う行為とも取れます。
そこに失礼の無いよう振舞うための投資(準備)が必要だと思います。

④価値ある中古

正直読んでいて当たり前だろうと思いました。
ただ結局は、価値ある車や不動産、ジュエリーがあなたの目の前に突然現れてすぐ買う心意気がありますか?ということだと思います。
「価値」に投資する行動や判断は、一朝一夕では身につかないし、そんなものに大金を投資するのは、好きなものでない限り不可能だと思います。

いつか来るチャンスのために「投資する」ことを体験しておくのは必要じゃないか、と思いました。

⑤資産とは?

近年積み立てNISAが一般化して、投資する枠組みを知る機会は多くなったのではないかと思います。
不動産、投資信託、株、金など、さまざまな投資対象があり、それらを資産と呼びますが、果たしてそれだけでしょうか。
最近私は、ここに「事業・ビジネス」も含まれることを知りました。
シンプルに言えば、働かなくてもお金が勝手に入るシステムを作れば、それは「お金を生む資産」なのです。YouTubeなんかがいい例ですよね。

つまり比較的ゼロから資産形成しようと思えば、事業しかないわけです。
そういう行動を起こすか起こさないかで、「使っても減らないお金」を手に入れることができるのではないでしょうか。

▶この本を読んで

理論理屈ではわかる内容をいかに、自分の現状と目標に近づけることができるかで、意味の深層が捉えられました。
こういう本は表面的にはわかるけど、明日から行動できるかといわれるとそうではないと思います。結局判断するのは自分で、行動するのも自分です。

自分のことを振り返り、理解することも忘れないようにしましょう。

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