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勾配日記 021 夜中の勾配

 コロナ禍の中、運動不足になりがちだったので、去年の暮れ辺りから週に1、2度、夜中に3時間弱程の散歩をするようにしている。

 その際に折角なのだからデジタル一眼レフカメラと安価で軽量な三脚を携行するようにして、琴線にくる光景にであったら写真に収めるようになった。

 元々、写真撮影が趣味で、気に入った写真はRAWファイルからの現像を施しプリントアウトして部屋に飾るようにしていた。夜中の散歩を始めるようになってからは、更にこの趣味に没入するようになった気がする。

 ところで、ここ勾配日記に載せている写真は、色味が青、及びマゼンタが強めに出ているものが多い。

 最初に現像した写真のパラメータ値を保存して、以降はここに載せる写真全てそのパラメータ値に調整&出力されるワンタッチ設定を利用しているからだ。

 この場に載せている写真の場合、現像だけでなく撮影においてもかなりラフに行った所謂アウトテイクみたいなものが実は大半だ。それは写真においても文章においてもそう気を張らず、とにかく頭をなるべく酷使せずに日課として気軽に続ける場にしたかったからである。

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 話が少し脱線したが、今回の写真はそんな夜中の散歩中に、車も人も全く通らない寝静まった住宅街の中の勾配の中腹で撮ったものだ。

 昼間だとこういう場で撮るには、ひとの目やら行き交う車やらに気を配らなければならなくなるが、夜中だと何れの問題にも悩まされることがないので気分的に楽だ。


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