見出し画像

勾配日記 016 上と下

 以下の写真は都内某所の住宅街で撮影したものだ。

画像1

 切り立った断崖の側壁を背に家々が並び、そんな背後の断崖の上には結構な規模のマンションが建っている。

 なかなか面白味のある場所だなと思うと同時に、関係者の方々にとって些か失礼な印象かもだが、上方のマンションが城、下方の住宅群がその城の麓に栄える城下町、というような誠勝手なイメージをつい抱いてしまう。

 実際のところは都内で戸建て住宅を持つことの方が、マンションがたとえ分譲であったとしても、 よりお金が掛かることだろうに。

 高い所=上級民というイメージを反射的に浮かべてしまうのは、自分が潜在的に高い所に憧れを持っている為なのかも知れない。

 なお、今回の写真に勾配は写っていないが、画面外、向かって左手側に数メートル進むと、上方の件ののマンションへと続く勾配がちゃんと存在している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?