見出し画像

『ずっと心に残っている、卒業式の贈る言葉💐💐』

「卒業式の贈る言葉」
私には、忘れられないものがある。

それは次男の中学校卒業式の時、
校長先生が話してくれた贈る言葉。

大人たちが、14歳から15歳の卒業生に向けて贈る言葉。
よく使われるフレーズは、

「あなたは、1人ではない」
「友達が、あなたの味方になってくれる」
「助けてくれる大人は、必ずいる」

こんな感じだろうか。

でも、校長先生の話は違った。
校長先生は、
『人生には、誰にも助けてもらえない時がある』
と、言った。

「だから、生きていく知恵を学んでください」
「そして、自分という、最高の味方をつけてください」
「ふんばって、もがいて、もがいて、強く、たくましく、
 あなたの道を切り開いてください」

この日の校長先生の贈る言葉、

もしかしたら、これから、次のステップを踏む卒業生たちを
不安にさせてしまったかもしれない。

でも、私は、、、
正解だと思った。

これから先、生きてく上で
「助けてくれる誰かは、必ずいる」
そんなきれい事では済まなされない時は、訪れるだろう。
そして、大人たちのほとんどは、そんな時期を体験してきたと思う。

辛い時、苦しい時、
なんで誰も助けてくれないのだろう、、、。
そう思って、社会を憎んでしまわないように、

卒業生たちが、世間といがみ合うことなく、
笑顔で先に進めるように

そんな想いで、校長先生は話してくれたのだろう。

オブラートに包まれた温かい言葉を贈るのも、優さかもしれない。

でも、校長先生のように、
誰にも助けてもらえず、自分で道を切り開くしかない時はある。
そう正直に伝えてくれたことは、 真の優しさだったと思う。

中学校生活、最後の最後に、
校長先生は、素敵な授業をしてくれたのだ、
と、思った。






これから、

#エッセイ部門

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?