見出し画像

EN700BASS試聴の裏側

EN700BASSを聴いてきたわけですが、その内容について裏側を記していきます。主に手持ちのイヤホンとの比較や、聴いた曲の感想を記していきます。

なぜ別の記事を用意したのかといいますと、この記事を読んでくださる方が同じものを持っているわけではないので、記事にしたところであまり参考にはならないかなと思ったからです。

どんなイヤホンを経験してきたのか

私のイヤホン歴から説明します。どの程度のレベルのヤツなのでしょうねぇ。

DAP履歴

Rio Nitrus← もう無い
Panasonic SV-SD770V ← もう無い
JVC XA-V80 ← まだある 
apple iPod classic + iBasso D5 Hj ← もう無い
cowon Plenue D ← 手放す予定
HIFIMAN SuperMini ← メイン

イヤホン・ヘッドフォン履歴

JVC HP-FXC70 ← こいつが壊れてからイヤホン道が始まった。
Ultimate Ears UE700R ← まだある
final heaven S ← サブ機。これ好き。
final adagio II
final adagio III
UBIQUO ES-703 ← ジャックがもげそう
SONY MDR-CD900ST
SHURE SRH-840
final piano forte I
final 組み立てイヤホン adagioIII + BAモデル
final heaven V ← メイン
final 組み立てイヤホン 真鍮モデル
final 組み立てイヤホン TANE
HIFIMAN SuperMini付属イヤホン

USB-DAC

Olasonic DiGiFi vol10 付録USB-DAC

とまあ、こんな感じです。

所持はしてませんが、じっくり試聴した経験があるものとしては、

LAB1, LAB2, FI-BA-SS, FI-BA-SST35, F7200, heavenVII, heavenVIIIですね。

はい、final大好きです。ショールームにお邪魔していろいろ聴いてきました。

EN700BASSを使用した環境

通勤8割、自宅2割で使いました。

DAPはSuperMiniです。

イヤーピースを付属1、final Eタイプ、SpinFitを交換しながら聴きました。

曲の感想

手持ちの曲を聴いてみましたが、一番バッチリくるのは弦楽器や金管楽器といった楽器の鳴りですね。

たとえば・・

2CELLOS チェロヴァース より
 トゥルーパー(44.1kHz / 24bit flac)

弓が弦を擦る、弦を弾く、些細なニュアンスが良く伝わってきます。2分あたりから出てくるバスのキックも空気が震えている感じがわかります。そして後半にいくにつれての盛り上がりがいいんですよ!気持ちが上がりますね~

ガールズ&パンツァー劇場版 オリジナルサウンドトラック より
 Sakkijarven polkka(96kHz / 24bit flac)

いいですよね、この曲。劇中でも屈指の場面なので印象に強く残っていますし、お気に入りです。さまざまな弦楽器が入り乱れる後半でも、個々がキッチリ鳴っているのが楽しいです。

kalafina Consolation より
 consolation(44.1kHz / 16bit alac)

この曲を聴いた時に、すげー!と思いましたね。3人のボーカルがバチッと決まって、広がりのあるバックの音に負ける事なくハーモニーを歌いあげています。

梶原正裕 8bit music power より
 ORIENRAL MYSTIQUE(44.1kHz / 16bit alac)

こういう電子音バリバリな曲だってこなしてくれますね。音の数が少ないし、中央で鳴るような録音ですが、位置感もずれることなく気持ちよく聞かせてくれます。

Aquours 夢で夜空を照らしたい より
 未熟DREAMER(44.1kHz / 16bit alac)

あー、控えめに言って最高でしたね?
出だしの弦の鳴りや果南の歌い始めでやられましたね。音の柔らかさがボーカルに色っぽさというか、艶やかさを出してくれています。

他のイヤホンと比べて

手持ちのイヤホンと比べると、左右の広がり、音の柔らかさはトップクラスです。音の明瞭さもBA型には劣りますが、遜色ないレベルにあります。

BA型(heavenV)と比べると
音のキレ、明瞭感、スピード感はBAに軍配があがります。しかし、EN700BASSを聴いてから聴き直すと、音の硬さ、尖さが強烈に刺さります。

ダイナミック型と比べると

価格帯が異なるので比較対象としてはいかがなものかと思いますが‥
adagioIIIはこの価格帯のダイナミック型としては、音の抜け、広がりが良い機種です。EN700BASSに比べると中高音域の感度、音の響きはかなり劣ります。

ちょっと面白いのがSuperMiniに付属しているイヤホンですね。SuperMiniはイヤホン無し版だと1万円安く買えるので、付属イヤホンは1万円程の価格だといえます。
SuperMini付属イヤホンは音の広がり、明瞭さで上回ります。バランス接続の恩恵なのでしょうね。音の厚みが無いというか、下の方でしかなっていない感じです。対するEN700BASSは、音の分離感、響きが上回っています。音の柔らかさがあるので、聴きやすいのもいいですよね。

同価格帯なら、SHURE SE215、Radius HP-NHR-21、DUNU TITAN 1、RHA MA750iと比べてみたいところですね。

EN700BASSでダイナミック型の良さを改めて知ることが出来たので、この価格帯のダイナミック型にも注目してみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?