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実はインドネシア語だった!身近にある言葉たち

Selamat siang ! (こんにちは!)
まっすーです!

私は2024年4月からインドネシアに2年間滞在し、現地ではインドネシア語で仕事をするため、今はインドネシア語を勉強中です📖🖊

インドネシア語を勉強していくうちに、意外にも日本の生活にインドネシア語が溢れていることを知り、驚いています。
実はあの言葉もインドネシア語だった!というものをこのnoteでまとめて紹介していきます!
もし、ここにある言葉以外にインドネシア語が由来のものがあれば、コメントで教えてください🙏


じゃらん

日本で刊行されている国内旅行専門雑誌。
リクルートライフスタイル発行。

言わずも知れた旅行専門雑誌です。インドネシア語を勉強する前までは「じゃらんってかわいい言葉だな~」くらいにしか思ってなく、名前の由来も考えたことがありませんでしたが、インドネシア語だということは勉強して初めて知りました。
名前の由来は「道」「プロセス」を意味するインドネシア語の「jalan」からきています。ちなみに「jalan-jalan」で「散歩する」「旅行する」という意味になります。
インターネット版の「じゃらんnet」も同じです。


オランウータン

インドネシアのスマトラ島と、インドネシアと
マレーシアにまたがるボルネオ(カリマンタン)島の、
豊かな熱帯の林にだけに生息している大型類人猿。

インドネシア語で「森の人」という意味です。
「オラン(orang)」は人、「ウータン(hutan)」は森という意味です。合わせて森の人。

オランウータンはDNAの97%が人間と同じで人間と最も近い動物といえます!
基本的に群れず単独行動をします。
主食はイチジク・ドリアン・ランブータンなどを食べる雑食性です。
インドネシアのスマトラ島と、インドネシアとマレーシアにまたがるボルネオ(カリマンタン)島の、豊かな熱帯の林にだけに生息しています。
現在、オランウータンは人間の様々な活動によって絶滅の危機に瀕しています……。


ランブータン

ベトナムに住むベトナム人の友達の家に
遊びに訪れたらおやつにランブータンが出された

ランブータンはインドネシア語で「rambut(=髪の毛)」という意味です。rambutに接尾辞の「an」をつけて「rambutan」となっています。
見た目が髪の毛に覆われているように見えるところから由来しています。
中身と味はライチによく似ていて、さっぱりした甘さでみずみずしく美味しいです!

ランブータンの中身
見た目も味もライチそっくりだった!


ドリアン

「フルーツの王様」「悪魔のフルーツ」の名前を持つ

果物の王様と呼ばれていることで有名なドリアンもインドネシア語が由来です。
王様と呼ばれた理由は、硬い殻で覆われていて攻撃的な刺々しい見た目が男性的であるからというものや、 ドリアンはとても高価な果物であったため庶民が食べることができない王族の果物だったからなどがあります。
ちなみにドリアンが臭いのは硫黄を含む揮発物質の他、「インドール」や「スカトール」といった悪臭の元となる物質が放たれているからです。 
「duri」は棘(とげ)という意味のインドネシア語で、接尾辞「an」をつけて名詞化した言葉が「durian」です。


ゴーヤーチャンプルー

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で
選ばれた沖縄県の郷土料理。

「campur」は「混ぜる」という意味のインドネシア語(マレー語)が語源です。沖縄とインドネシア(マレーシア)との関係性は不明です。ちなみに「ちゃんぽん」はチャンプルーが語形変化したもので、語源と意味はチャンプルーと同じです。


ナシゴレン

千葉県流山市にあるインドネシア料理レストラン
『ini saja』で食べたナシゴレン。
ちなみにini sajaは『これだけ』という意味。

ナシゴレンはインドネシア発祥のお米を炒めたインドネシア料理、いわゆるインドネシア版炒飯です。有名なので食べたことがある人は多いと思います。
nasiは「ごはん」 gorengは「炒める・油で揚げる」という意味のインドネシア語です。


サテ

串に食材を刺して焼く料理。

インドネシア語では「sate」
インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイなどの東南アジア諸国で広く食べられている串焼き料理です。
発祥はインドネシアのジャワ島で、アラビアからの移民の料理を改良した料理と言われています。
日本の焼き鳥に似ているので鶏肉料理と思われがちですが、鶏肉の他に山羊肉・牛肉・ウサギ肉なども使われます。


東ティモール

東ティモールの国旗
黒は植民地であった暗黒の時代を、
黄は独立に向けての戦いを、
赤は独立戦争で流れた血を、
星は希望を表している。

東ティモールという国を知っていますか?
東ティモールはインドネシア東部に位置するティモール島の東部にある国です。2002年にインドネシアから独立し、2024年の時点では南スーダンに次ぐ世界で二番目、アジアでは一番新しい国です。
人口は約130万人、国土面積は岩手県と同じくらいの大きさです。
主な産業はコーヒー・米・石油・天然ガスなど。

北と西はインドネシア、南はオーストラリアに
挟まれている。

ティモール(timur)はインドネシア語で「東」の意味です。つまり、直訳すると「東東」という意味に(笑)サハラ砂漠みたいですね🤣(サハラは砂漠の意味)

シンガポール

マーライオンとマリーナベイ・サンズ

シンガ(singa)はインドネシア語で「ライオン」
14世紀末にはサンスクリット語で「ライオンの町」を意味するシンガプーラという名称が定着し、現在の「シンガポール」の由来となっています。


ウルトラマンティガ

1996年に放送開始した「ウルトラマンティガ」に
登場する戦士で、特捜チーム「GUTS」の
マドカ・ダイゴ隊員が変身した姿

ウルトラマンティガは1996年9月7日から1997年8月30日まで、毎日放送・TBS系列で毎週土曜日18:00〜に放映された特撮テレビドラマです。
ティガ(tiga)はインドネシア語で「3」を意味します。
放映直前当時のキャッチコピーは「ウルトラマンは更に進化!敵の特徴に合わせて3タイプに変身する超マルチ戦士!」だったそうです。
タイトル名を決める時期にバンダイの村上克司氏がインドネシアに旅行中で、ウルトラマンがトリプルチェンジすることからインドネシア語の聖なる数字の「3」を意味する「ティガ(tiga)」に命名したらしいです。


『モスラの歌』の歌詞

怪獣王ゴジラに対してモスラは
「怪獣の女王」と呼ばれている。

実は、モスラの歌の歌詞はインドネシア語なのです!
創作言語だと思っていたので驚きました!ちなみにモスラの歌がインドネシア語で歌われていることを教えてくれたのは二本松訓練所の警備員さんです笑

「モスラの歌」は、1961年の怪獣映画「モスラ」の中で、双子のデュオ「ザ・ピーナッツ」によって歌われた歌です。 
モスラは、1961年公開の東宝映画『モスラ』に登場した、蛾をモチーフとした怪獣です。
その主題歌「モスラの歌」は、1961(昭和36)年に制作され、映画の中の架空の島『インファント島』の石碑に書かれた呪文を歌にしたものです。
映画「モスラ」の監督、本多猪四郎さんによると、日本語で書いた歌詞がインドネシア語に翻訳されたのだそうです。
歌詞がインドネシア語なのは、モスラの住むインファント島自体がインドネシア領という設定だったからみたいですね!
「モスラ」は“moth(蛾)”の名の通り、翼開長100mの巨大な蛾の怪獣です。卵から孵化した幼虫は、繭を作って蛹化し、さらに成虫へと羽化します。 また、幼虫が繭を作る際に吐く糸は、戦闘時には敵を絡め取る武器として使用されます。

【歌詞】
Mothra Ya Mothra
モスラよ モスラ
Dengan Kesaktian Indukmu
あなたの命の魔力で
Restuilah Doa Hamba-Hambamu yang Rendah
身分卑しき、あなたの下僕は呪文を唱えて祈ります
Bangunlah dan Tunjukkanlah Kesaktianmu
どうか起ち上がって あなたの魔力を見せてください


私が知っている範囲でインドネシア語が由来の言葉を取り上げてみましたが、いかがでしたか?
これを機にインドネシア語に興味を持ったり、話のネタとして会話が盛り上がることができたら嬉しいです😆笑

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