作曲の手解き、始めました。

小学校高学年の生徒さん。

県の作曲コンクールに興味があると言って来ました。

じゃぁ、ちょっと作曲の練習もしてみる?

と訊くと、やってみたいと。

そんなわけで手解きを始めることになりました。

そりゃまぁ、僕も曲は書いたりしますけど、和声も対位法もまぁ、なんだ、その、アレ・・・・な具合ですからwこれは自信がありませんが、楽譜上で音符を動かしたり、できたメロディーを楽譜に書いたりする練習は教えてあげられるなぁと思ったんですよね。

今のところ音程(度数。長短とか完全とかは置いといて、まずは数だけ)、コードネーム(C、F、G7のいわゆる3コード)、和声の形態(基本形と転回形)などについて説明をしていて、次回からは音符を並べてリズムを組み立てることをやってみようと思っています。

一小節の中には入る拍数が決まっていますので(それを拍子と言いますよね)、その枠内で音符を並べてみる。パズル感覚です。それを実際に叩いてみて、どんな感じになるかを体験する。全部8分音符とかになってしまうとアレなので、使う音符を指定したり、何種類使うこと、などのルールを設定します。自分の書いた楽譜がリズムだけであっても音になるというのは中々面白い経験なので、それをまず体験してほしい。

今度は作ったリズムに音をあてはめていく。コードネームを指定し、最初はコードトーン(和声音)限定で音符を動かしていく。できたらまた弾いてみる。メロディーの誕生ですよね。

非和声音も使えるようにしたり、コード進行も自分で考えたりと徐々に自由度を高めていくことで、創作に対するハードルを下げて行くことを考えています。

以前高校で教えていた時にその学校で採られていたメソッドを僕なりにアレンジしたものです。実際に教えるのは初めてなので、生徒さんに合わせてモディファイしながら洗練させていきたいと思っています。

現状で楽譜の書き方についてはワークブックなどで勉強はして来ていたので実践としても良いですし、読譜力を向上させることもできます。総合的なソルフェージュ力の涵養にもなり、なによりただ楽譜を読んでその通りに弾く、ということからより一歩、深く音楽を考えることに繋がりますので、演奏力の向上も期待できます。

こうやって音楽により深く興味を持ってくれる生徒さんがいてくれることが嬉しい。講師冥利に尽きますね。

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