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マイスモールランドを見て

マイスモールランド 凱旋上映

見てまいりました。

難民と聞いても、正直自分の生活や人生とはどこか遠いところの話のような気がしています。
事実として日本が世界的にみると難民認定をしないとは聞いたりしてそれが問題になっていることは知っていましたが、自分の実生活とはどこか遠いところの話のような気がしています。

この映画の内容とは関係ありませんが、学生時代ビル清掃のアルバイトをしていた時に同僚に中国の方と残留孤児の2世の方がいました。中国の方は10年以上日本にいる方で日本語は流暢でしたが、残留孤児の2世の方は日本国籍でしたがほとんど日本語が話せませんでした。なかなか職場に馴染めず、その残留孤児の方は半年ほどで仕事を辞めてしまいこういった方が日本で就労していく難しさを感じました。
一方、中国人の方は結婚しておりでお子さんもいましたが当時の入国管理局の方が定期的に訪問し、偽装結婚を疑い配偶者の下着の色を聞かれた、屈辱的だったなどと話していたのが記憶に残っています。数年後彼は離婚し自分の国に帰りました。
現在の私の職場は建築業です。防水・解体・鳶・塗装・清掃には外国人が多い印象です。しかし彼らのほとんどが研修生制度を利用した労働者で、期間も2,3年と限定されています。偏(ひとえ)に建築業といっても私が働くスーパーゼネコンの様な現場と市中数多ある小さな工務店で請け負うような現場では実情が違うのかもしれません。

マイスモールランドを見て日本だったら、こういうことが起きてしまうだろうなという悲しい部分もありましたが、内容はすごくいい映画でした。物語は埼玉に住むクルド人一家の長女を主軸に展開していきますが、この一家の父親の深い愛を感じる話でした。

凱旋上映ということで去年の映画ですが映画館で見れてよかったです。

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