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コンペ応募シナリオ「私の姉はうるさい」

このnoteでは、ランサーズが開催した「MIRRORLIAR FILMS」シナリオコンペで、私が応募したシナリオを掲載しております。

結果は残念ながら落選いたしました。他の方のシナリオを読めないので、自分のシナリオがどんな風に感じ取られたのか分かりません。

感想・フィードバックがないって、一番辛いんです!!

初めて執筆した映画シナリオなので、やっぱり感想が欲しい!

誰か感想ください(ただし私自身がガラスのハートの持ち主なので、甘口の感想が欲しい)

それにこのままシナリオが日の目を見ないのは、少し悲しいなと思って今回noteに掲載することにしました。

前書きに簡単な紹介と経緯を書いていますが、「そんなのすっ飛ばしてシナリオを読みたいぜ!」と言う方は、目次の「1. 新田家の家・莉子の部屋 午前2時」からシナリオにとんでください。

前書き

そもそも『MIRROELIAR FILMS』って何と思っている方ように、参考記事のリンクを掲載しました。

▼Lancers記事

▼MIRROELIAR FILMS公式リンク

でも一番分かりやすい記事は、こちら↓だと思います。

こんな機会がないと、なかなか映画制作に挑戦しようと思いませんよね。この発表があったとき、けっこうわくわくしました。

こんな機会を設けてくれた方々に、ほんと感謝です!


×  ×  ×


「私の姉はうるさい」・登場人物表
新田莉子(27) クリエイター・イラストレーターを生業にしている凪と比べると落ち着いている。本作の主人公。ホラー好き。
新田凪(29) 台風の目のようにうるさい人。莉子の姉。Webライターをしながら、物書きをしている。目指せほんわかエッセイ作家。
新田透子(62) 莉子と凪の母親。ほんわかしている。
新田勉(63) 莉子と凪の父親。

●エキストラ
長谷川さん(24) 凪の編集担当。実は凪より年下。凪の締め切りギリギリ(?)の納品に胃をキリキリさせられている人


×  ×  ×


1. 新田家の家・莉子の部屋 午前2時

新田凪(29) 「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(眠りながら絶叫している)」
新田莉子(27) 「ちょっと姉さん、大丈夫(絶叫で目が覚めて、凪をたたき起こす)」
凪 「莉子・・・(半泣きの状態で目が覚める凪)」
SE ドアのノック音
ドアが思いっきり開かれる
新田透子(62) 「今の悲鳴何? どうしたの」
新田勉(63) 「なんだ、不審者か? 母さん、莉子、凪部屋からすぐ出なさい」
莉子(M) 「(なんでこんなことになっているのだろう。この騒動の始まりは数日前に遡ります)」


2. 新田家の家・莉子の部屋 午後8時


莉子 「はあっ(電子ペンを机に置いて体を伸ばす)、今日はここまでにしておこう。」
ドアがノックされる
透子 「莉子、そろそろご飯食べないの? 仕事のし過ぎは体に良くないわよ」
莉子 「分かった、今行くから」


3. 新田家の家・リビング

莉子「このにおい、夕飯はハヤシライス? 」
透子 「そうなの、お父さん。今日は俺が作るって言ってね。最近、料理に目覚めちゃったみたいで嬉しいわ。(会話をしながら、ご飯をよそって勉に渡す)」
勉 「莉子もおかわりしていいからな。(皿にハヤシライスをかける)」
莉子 「いや、私そんなに食べられないから。(といいつつ勉から皿を受け取り3人全員席に着き、手を合わせて食事を始める)」

・・・


透子 「お父さん、このハヤシライスおいしいわ」
勉 「そうだろ、今日のハヤシライスはうまくできたと思うんだ。莉子もそう思うだろう? 」
莉子 「まあ、おいしいと思うよ」
勉 「なんだよ、その言い方は。凪だったら褒めちぎっているところだぞ」
透子 「凪、どうしているのかしら。けっこう大雑把なところもあるから心配ね」
莉子 「何にも連絡がないならうまくいっているんじゃない? 」
勉 「何だ、莉子は凪に冷たいなあ~ 。心配じゃないのか」
莉子 「姉さんがいると、落ち着いて仕事ができない」
勉 「まあ、凪は台風みたいな子だからな」
透子 「凪はテンションの波が激しいのよ、名前とは真逆ね。莉子は落ち着いているから姉妹正反対、面白いわ」
莉子 「それ、褒めているの? (いぶかしげな顔で勉たちに聞く)」
勉 「褒めているって! 」
透子 「でも凪がいないとこんなに静かなのね」
勉 「少し寂しいなあ」
莉子 「いいんじゃない、静かでも。私は落ち着けるからこっちのほうが好き」
莉子(M) 「(私は落ち着いたほうが好き、姉さんと仲が悪いわけじゃないけど、姉さんってなんか苦手なんだよね。まあ姉さんも彼氏と同棲を始めたし、このまま結婚すれば落ち着くよね)」
SE ガシャガシャ(物音がする)
ガシャ、ガシャと玄関のほうから音がして、リビングまで音が伝わる
透子 「何かしら、今の音。玄関からね」
莉子 「私、ちょっと見てくる」


4. 新田家の家・玄関

莉子 「玄関の前に誰かいる…、こんな時間に? (ドアノブが何回も回され、ピタッと止まる。)」
SE ガサガサ(物音がする)
ドアの外からガサガサと音が鳴る
莉子 「誰ですか、こんな時間に! 営業だったら、間に合ってますので(思いっきりドアを開ける)」
玄関前にうずくまっている人にドアがぶつかる
凪 「痛っ! ちょっといきなり開けないでよ。莉子、このせっかちさんめ」
莉子 「姉さん、何やっているの(冷たい視線で凪を見る)」
凪 「玄関前の植木鉢の下に、いつも予備の鍵置いていたじゃない。見つかんなくて焦っちゃって」
莉子 「最近物騒だから、予備の鍵置かないようにしていたの、というか姉さん自分の鍵あるよね」
凪 「事情があって今持ってない…、もうとにかく家に入れさせてよ(困った顔で)」
莉子 「えっ? というか姉さん、なんでいきなり帰ってきたの。理由言うまでうちに入れないから」
凪 「いじわる! 」
透子 「あら、凪じゃない。どうしたのこんな時間に」
勉 「莉子、とにかく凪を家に入れてやりなさい。そこで話していたら近所迷惑だから」
莉子 「わかったよ(しぶしぶ凪を家に入れる)」
莉子(M) 「(姉さんが連絡もなしに帰ってくるなんて、なんだかとても嫌な予感がする。そしてこういうときの私の勘は外れないのが悲しいことだ)」


5. 新田家の家・リビング

凪 「おいしい、夕飯ぜんぜん食べてなかったからさ。おなかすいちゃってて。ってか、お父さん料理に目覚めたの? このハヤシライス本当に、本当においしいよ。はあ、ごちそうさま(テンション高めに話して手を合わせていった)」
莉子 「姉さん、そろそろ家に帰ってきた理由を教えてほしいのだけど」
凪 「何? 莉子。私が実家に帰ってきちゃいけないの」
莉子 「そんなことはないけど、びっくりするでしょ」
透子 「そうよ、事前に連絡をくれないと夕飯とか準備できないでしょ」
勉 「なんかあったのかって思うもんな」
凪 「・・・・れたの(ぼそぼそとしゃべってはっきり聞こえない)」
莉子 「姉さん、なんて言ったの? 」
凪 「彼氏と喧嘩して別れたの! 執筆も進まないし、ほんと最悪(機嫌を悪くして、そっぽを向く)」
莉子 「別れたって、姉さん住んでいた部屋や荷物どうするの? 」
凪 「今度荷物を取りに行くからいいの(そういって、凪はリビングを出ていく)」
透子 「こらっ、凪! まったくそう言われてもねえ。今凪の部屋、荷物置場になっているから片付けないと使えないわよ」
勉 「まあまあ、母さん。凪も落ち込んでいるし、今日は莉子の部屋に寝かせてもらえばいいじゃないか」
莉子 「ちょっと待って、なんで本人の承諾も得ないで決まっているの? 嫌だよ、この後まだ描かなきゃいけないのに」
勉 「いいじゃないか、たまには姉妹仲良くするのも」
透子 「さっき今日はこの辺にしとこうって言っていたじゃない、一日くらいいいでしょ? 」
莉子 「はあっ・・・、分かったよ」
莉子(M) 「(しかしこの後、私はひどく後悔するのでした)」


6. 莉子の部屋・午前1時(夜)

莉子(M) 「(姉さん、私の部屋来てすぐ寝っちゃった。疲れたのかな、いつもだったらマシンガントークで話しかけてくるのに(と考えながら、イラストを描き進める))」
凪 「・・・っち来・・で(ぼそぼそと寝言を言っている)」
莉子 「何、姉さん寝言? (面倒くさそうに凪を見る)」
凪 「来ないで、こっち来ないでよ(さっきよりはっきりした寝言)」
莉子 「?! (寝言を聞いて驚く)」
莉子(M) 「(彼氏と別れたって言っていたし、もしかして相手けっこう嫌な奴だったのかな、暴力でも振るわれたとか? まさかね)」


7. 新田家リビング・午前6時

透子 「おはよう、莉子。どうしたの顔色悪いわよ(朝ごはんの支度をしながら莉子に聞く)」
莉子 「姉さんの寝言がうるさくて眠れなかったの(機嫌が悪そうに言う)」
透子 「あら、珍しいわね」
莉子 「何が? 」
透子 「うるさくて眠れなかったら、莉子、怒って凪をたたき起こすでしょう、どうしたの? 」
莉子 「別に(朝ご飯を食卓へ運ぶ)」
莉子(M)「(流石に寝言の内容を言うわけにはいかないよね)」


8. 新田家 リビング 午前7時

勉 「凪、莉子。どうした顔色悪いぞ。朝なのだからシャキっとしろ。シャキッと」
透子 「お父さん、二人とも寝不足何ですって、心配しなくても大丈夫よ」
凪 「なんか夢見が悪かったんだよね、それで疲れちゃって」
莉子 「どんな夢?」
凪 「それがさ、さっぱり覚えてないんだよ(あっけらかんと言う)」
莉子 「そう・・・」
莉子(M) 「(その後姉さんの部屋の片付けと掃除が一向に進まず、姉さんは私の部屋で就寝する生活を続くことになった。当然私のストレスは毎日溜まっていきますが、毎晩魘されている姉さんを見ると強く言えませんでした)」


9. 新田家・リビング 午後3時

透子 「莉子大丈夫? ここ最近隈がひどいけど、あんまり眠れてないの? 」
莉子 「ちょっとね、姉さん魘されているし寝言うるさいしで眠れないんだよ(イライラしている様子で)」
透子 「寝言ってなんて言っているの? 」
莉子 「なんか来るなとかこっち来ないでって、ずっと言ってる」
透子 「何それ、凪やっぱりストレスでも抱えているのかしら、昨日も編集の方と打ち合わせ中に困った顔していたわ」
莉子 「姉さんって、今何を書いているの? 」
透子 「舞台の記事を書いているらしいのよ。それとは別に物書きもやってるって言ってたわよ」
莉子 「物書きって姉さん小説とかエッセイを書いているの。知らなかった、どんなジャンル? 」
透子 「ほのぼのしたエッセイとか日常ものらしいけど、私も読んだことないのよね」
莉子 「なんか意外、コメディとか書いているのかと思ってた」
透子 「普段の雰囲気と心の中で考えていることはけっこう別だったりするものよ」
莉子 「そうだね」
莉子(M) 「(仕方ない、少しは優しく接してあげるか)」
莉子(N) 「しかし、その晩姉が夜中に絶叫して件の真実を知ることになるのです」


10. 新田家・リビング 午前3時(深夜)

勉 「悪夢を見て絶叫していた?! 何だそれだけか」
凪 「それだけかってひどい、あの悪夢見るとめちゃくちゃ疲れるし、精神すり減らされるんだよ! 」
透子 「あら、どんな夢なの? 」
凪 「母さん、ホラーとかヴァイオレンス系苦手だから言わない」
莉子 「ちょっと待って、タンマ。ホラー? 元彼とかの夢ではなくて」
凪 「うっ、莉子痛いとこ指摘しないでよ。元彼に君と一緒に暮らすと寝言がうるさくて眠れないって言われたの」
莉子 「・・・そうだね(面倒くさそうに凪を見る)」
凪 「そんな冷たい目で見ないでよ、こっちも悩んでいるんだよ」
勉 「毎日悪夢を見ている訳じゃないよな」
凪 「周期的だね、月に2回か3回周期は見ている気がする」
勉 「なんか規則的な理由があるんじゃないか」
凪 「そういえば、記事の締め切りが近づくと夢見悪くなるかも」
莉子 「まさかと思うけど、締め切りが夢の中でお化けとして追っかけてくるの?」
透子 「まさか、凪だってそんな単純ではないと思うけど(笑いながら言う)」
凪 「あはは、莉子の言う通りかもしれない。夢で追っかけてくるお化けの女性、編集さんに似てるかも? 」
莉子 「えっと、姉さん。怒っていいかな? 私の睡眠時間返せ、心配して損した! 」
凪 「ごめん、今気づいたんだって」
莉子 「こっちは睡眠不足で仕事に影響でているんだよ」
勉 「あははは、いやあ大したことなくて良かったなあ(腹を抱えて笑っている)」
透子 「莉子、明日には凪の部屋片付くと思うから、お姉ちゃんを許してあげて(笑いながら言う)」
凪 「許してください」
莉子 「絶対許さん」


11. 新田家・莉子の部屋

莉子 「まったく姉さんは・・・」
莉子(M) 「(あの絶叫事件以降、母さんと姉さんは急いで姉さんの部屋を片づけて使えるようにした。流石に悪いと思ったのか、姉さんも私の好きなお菓子を買ってくれたけど)」
莉子 「割に合わないよね(お菓子を食べながら不機嫌そうに言う)」
莉子 「そう言えば、姉さんの悪夢。ホラーとしてみれば面白かったな。いっそホラー作家になればいいのにね(凪の話をもとにイラストを作成、SNSにアップする)」


12.  凪の部屋・午後1時(昼)

凪 「莉子が私の部屋に来るなんて珍しい、どうしたの」
莉子 「姉さん、これ見て(タブレットを凪に見せる)」
凪 「何、 そのイラスト?! 私の夢に出てくるお化けみたい、何でそんなイラスト見せるのよ、嫌がらせか!」
莉子 「姉さんの悪夢を元に描いてみたら、バズってさあ」
凪 「えっ、バズった? 」
莉子 「ホラーファンがSNSで私のイラスト見てくれたみたいで、マンガ化希望とか小説読みたいとか話題になっているの、だから姉さん(悪そうな表情をする)」
凪 「えっ、何かな? (嫌な予感がする)」
莉子 「私と一緒にホラークリエイターになろうか(笑顔)」
凪 「ちょ、ちょっと待って。私がホラー苦手なこと知っているよね?」
莉子 「手始めに姉さんにはホラーに慣れもらう。邦画のホラー作品とフリーのホラーゲームいくつか持ってきたから」
凪 「えっ?! なにそのレパートリー。表紙だけで怖そう。ガチだよね、莉子まだ怒っているの?」
莉子 「怒っているけど、作品作るの手伝ってくれるなら許すよ」
凪 「あれ、気のせいかな。なんか、莉子のほうが得しているよね?」
莉子 「別に許さなくてもいいんだよ、私は。その代わり姉さんの部屋に毎晩怖い映画の音流すから」
凪 「止めて、マジで止めて。起きたら怖い映像が流れているとか、トラウマになるから」
莉子 「さて、手始めにゲームをしようか」
凪 「莉子、ほんとうにごめんなさい、だから許してください」
莉子 「無理」


13. 新田家・莉子の部屋

莉子(M) 「(あれから一年が経った。姉は相変わらずうるさいながらも、律儀に悪夢の内容を私に教えてくれるようになった。最近ではメールで内容を送ってくれる。えっ、なんで直接聞かないかって? 姉さんも新たに彼氏ができて、実家を出ることになったからね)」
莉子 「本当、久しぶりに静かなだな(ぽつっと呟く)」
莉子(M) 「(姉さんの悪夢は一部の界隈では評判で、私も最近は忙しい日々を送っている、真面目にホラー作家になることを打診したけど「ホラー苦手なのに執筆しろっていうの、莉子の鬼! 悪魔! 」と却下された)」
莉子 「ほのぼのエッセイねえ(凪の作品をネットで見る)」
莉子(M) 「(自分のやりたいこととできることって、本当に違うよね。姉さんもできることで勝負すればいいのに)」
莉子のスマホに着信がかかる、相手は凪
莉子 「もしもし(電話をとる)」
凪 「莉子、聞いてよ。彼が君の寝言どうにかならないかって、怒ってくるんだけど」
莉子 「はあっ(ため息をつく)心底彼氏さんに同情するよ。じゃあまた実家に帰ってくれば? 」
凪 「嫌だよ、莉子にホラー映画見させられるじゃない」
莉子 「じゃあ、自分でなんとかするんだね。そもそも締め切りに余裕を持って執筆すれば、問題ないよね? 」
凪 「執筆はそんな簡単じゃない! 」
莉子 「あっそ、ところで今日はどんな悪夢を見たの? 」
凪 「今それ聞く?! (信じられないといいたげな声がスマホから聞こえる)」
莉子 「内容言わないなら、愚痴は聞きません。はい、さようなら~ 」
凪 「うう、分かったよ。なんか女の人が追っかけてきて・・・」

14. まとめ


莉子(M) 「(面倒くさい、うるさかった姉さんとのやりとりも視点を変えれば、まあ悪くないのかもしれない。まだうるさいけどね。さてさて、姉さんにはしばらくネタ探しを頑張ってもらおうか)」

(終わり)

×  ×  ×

後書き

今回募集内容は下記の通りでした。

募集対象は以下の条件を満たした作品といたします。
・テーマ:「変化」
・作品の長さ:5分以上15分未満(エンドクレジットを含む総尺)
・作品の制作年度:問いません。
・作品のジャンル:問いません。
・制作者のプロフィール:問いません。
・選定された場合:「MIRRORLIAR FILMS」として上映できること
・言語:日本語以外の言語を使用の場合は日本語字幕を挿入してください。

作品の長さが5分以上15分未満だったため、できるだけ舞台を少なくしようと頑張りました。

登場人物も4人程度で完結できる話に(登場人物が増えるとキャラが薄くなると思って。私がこれ以上の人数をうまく表現できませんでした)

そして初めての映画シナリオだったので、テーマは「日常」にしました。

(実写映像シナリオ自体初めてでしたが......。)

ホラー、ファンタジー、SF時間内に納めるの厳しいなあと思って。


・・・あれっ??

せっかくこんな機会をもらったのに、すごく【守り】に入った作品だなって思いました。

もうちょい、攻めた方が良かったのかな、方向性的に。

こうやって振り返りをすると見えてくるものがありますね......。


一応テーマ【変化】を表現したことは、

 テーマ「変化」→視点を変えれば、違った日常になる
→凪(姉)に対してうるさく感じていた莉子が、視点を変えて接するとうまく接することができた話

■変化前
●莉子:凪(姉)と接するのが苦手だった(仲が悪いわけではない)
●凪:なんだかんだいって、莉子(妹)が大好き
■変化後
●莉子:凪(姉)がうるさい点は変わらなかったが、以前より気にならなくなった
 ●凪:前より莉子(妹)と仲良くなれた気がして嬉しいけど、ホラー作家として人気になったことは解せん


■伝えたかったこと

「できることをやってみよう、気づいていないだけですごい才能が隠れているかも」
→隣の芝生は青く見えるが自分の中にある才能の原石を探してみよう

自分の「やりたいこと」と「できること」は異なることが多い(隣の芝生は青く見える)
   ↓
できることをやってみるとうまくいくことがある
(凪は不本意だが、エッセイよりホラーの方が才能があった)

こんなご時世なので、少しでもホッとできるような話を書こうと思いました。

テーマが伝わったか分からないけど、とりあえず初映画脚本挑戦ということで面白い体験ができました。

今回『MIRROELIAR FILMS』関係者様、コンペを開催してくれた『Lancers』と『Creative Lab』関係者様、審査に携わった映画関係者様、本当にありがとうございました!

サポートありがとうございます。