呉服のきくや

久しぶりの投稿です。なかなかこちらのサイトに投稿できなかったのですが、今日改めて投稿することができました。うれしいですね。このサイトに投稿できるということは。

さて、本日の着物屋さん紹介は、通販サイトとしても知られている、呉服のきくやさんです。本来は、大阪市の大正区にある老舗の呉服だったそうですが、現在はリサイクル着物をたくさん扱ってくれる、通販サイトに変貌しました。楽天にも出品されていますが、独自のウェブサイトを持っているので、そちらの方で購入した方が、お得に買うことが可能です。この傾向は、シンエイさんなんかもそうですよね。

その通販サイトですが、リサイクル着物と一応銘打っているものの、ちゃんと寸法や素材などもしっかり説明してくれるので、比較的初心者の方でも買いものしやすいように作られています。着用シーンも、はっきりとこうだとは明言していませんが、フォーマルとかカジュアルなどとは書かれていますので、目安としてはわかりやすいでしょう。状態の表記もちゃんとあり、多少胴裏が黄変していますとか、どこどこに汚れがあるなども書かれているので、比較的イメージはしやすいと思います。こういう細かいところまでちゃんと明記してくれることで、リサイクル着物をただの商品ではなく、着るものとして扱ってくれているんだな、ということがわかり、着物を大切にしてくれるお店として、高く評価したいです。

価格は、通常売られているものは、一万円前後と割高ではありますが、セール品ですと、700円から1000円程度まで値下げしてくれます。大体の店が、セール品とか、安いきものに関しては、寸法表記がないとか、適当に買って行ってという感じで雑に扱うことが多いようですが、こちらのお店では、安いものでも、ちゃんとサイズも表記してますし、着用用途の目安もちゃんとあります。単に安いというだけでなく、着物を着てほしいんだなという、「着物愛」がわかるお店です。

発送も比較的早く、運が良ければ注文した当日に発送してくれて、翌日にはもう届いたということもあるので、其れもうれしいお店です。

アンティークものとか、変わった柄付きのものは比較的少ないことが多く、どちらかと言えば、古典的なもので、正当な着方をしたい人に向く着物をう売っている店だと思います。仮想パーティーとかではなくて、お箏教室とか、そういうところに通っている人向きのお店かな、という品揃えでした。なかなか、こういうタイプの店は、少ないので、正統派が好きな私は、リピーターになりそうです。

それでは、購入した着物をあげましょう。

画像1

唐草文様のような蔓に、小さな花を入れた赤の小紋。店の表記では、あまり状態が良くないと書かれていましたので、期待していませんでしたが、実物はしつけ付きで、表地は汚れはありませんでした。リサイクル着物では、汚れがついていると言っても、着付けに工夫すれば隠れてしまうものが多いというのは良くあります。こちらは、どちらかというと、光沢もないので、カジュアルウェアと言っていい感じの小紋です。一寸食事に行くときとかそういう時に便利な着物と言えるでしょう。

画像2

光沢のある綸子生地に、小さな花と大きな花を入れた、小振袖です。販売されていた時は、小紋として販売されていましたが、袖の丸みが大きいので、小振袖としました。小振袖は、小紋として販売されている例は多いのですが、その判断は、客の判断次第だという感じがします。いずれにしても、可愛いので、ややセミフォーマルな着物と言えるでしょう。こちらは、半幅帯や名古屋帯は使わず、袋帯をつけて、しっかり着こなしたいなと思えるタイプの着物だと思います。

ここから先は

231字
この記事のみ ¥ 100

拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。