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汚い街の住人は太る?

『「そうじ力」であなたが輝く!』P.142

居住環境と肥満との関係について、おもしろい調査をしたグループがありました。

イギリス、グラスゴー大学のアン・エラウェイ氏らのグループは、欧州8か国の成人6919人を対象にして調査しました。(論文の原題は「Graffiti,greenery,and obesity in adults:secondary analysis of European cross sectional survey」)。

緑が多いところに住んでいる人は、緑の少ない環境の人にくらべて、運動の活発さが3倍も高くなっていました。また、肥満の人の割合も約40%低かったのです。

一方、居住環境にゴミや落書きが多い人は、運動の活発さが、ゴミや落書きが少ない環境に住む人にくらべて、約50%も低かったのです。

個人の性格や体質によって肥満になると考えている人も多いと思いますが、じつは、このように環境と肥満が意外にも因果関係にあったという非常におもしろい調査ですね。


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