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ジュンク堂の文学コーナーで世界を旅してました。

今日はジュンク堂の文学コーナーで世界を旅してました。

昼間のジュンク堂はほぼ貸切状態、人がいなくて図書館より静かです。

座るところもたくさんあってゆっくり本を選ぶことが出来ます。
ここは本屋の中でも圧倒的な品ぞろえで、来ると必ず新しい本との出会いがあるのが嬉しい。

今日は、3階の文学コーナーへ直行して、ぱっと目に止まったのがドイツ文学でした。

作曲家のグスタフ・マーラーの交響曲第1番が「巨人」とよばれているけれど、この曲は、ドイツの作家ジャン・パウルの小説の「巨人」にインスパイアされて作曲されたそうで、このジャン・パウルという作家は、ゲーテと同じ時代の人なんだけど、日本ではぜんぜん有名じゃない。

そのジャン・パウルが現在刊行されているものは、だいたい棚に揃えられていて感動しました。

不思議なもので、ジャン・パウル本をパラパラ見ているだけで、もうドイツの香りがしてくるんです。
それから、ゲーテ、スイスに飛んでヘルマン・ヘッセのエッセイを、それからチェコの作家のものを、そして、ロシア文学コーナーと、もう、世界を旅しているような気分でした。

今回も新しい本との出会いがありました。

その中でも、ぐっと来たのが、ジッドの「ソヴィエト旅行記」帯に「楽園は看板倒れのディストピア」この言葉が刺さりました。

ソヴィエトに憧れを持って旅立ったジッドが、実際に肌で感じた感想を失望を持って綴った旅行記です。


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