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まどろっこしい T くん

昨日投稿した記事「赤べこカレシ」で一部好評を得た A くん。

今日はその A くんから聞いた、彼の後輩 T くんのお話です。

【 「まどろっこしいんで。」 】

さて、後輩 T くん。
A くんの 2 個下で、以前の職場の後輩で、職場が変わってからも何かと関わりがあるらしいです。
関わりがあったになりそうですが。
職場が一緒だった頃は、T くんが A くんに憧れていて、言動や考え方が似ていた…というか似せていたというか。
それが、職場が変わってから T くんの様子が変わってしまいました。

話を聞いた感じだと、ワイルドさを履き違えているように感じました。
それ、ただのガサツって言うんだよって。
今では、それを言うのがカッコイイと思っている節は感じますが、「まどろっこしいんで〜」が口癖とのことです。

例えば、T くんから「公的な書類の書き方を教えてほしい」という旨の LINE が A くんのもとに来たそうです。
で、「まどろっこしいんで、電話でいいっスか?」と。

またあるときは、段階を踏まなきゃいけない説明を受けていて、「まどろっこしいんで〜…結局どういうことっスか?」。

私は A くんから聞いただけですが、なんかあまり可愛くない後輩だなーと思いました。
2 つ目なんか結構失礼だし…

【私から見た T くんの問題点】

他のエピソードも聞いてみたら、「ウワー…」とは思うような話がありました。
しかし、下品過ぎて書きたくないレベルなので割愛します。

とりあえず上記「まどろっこしい」を冷静に見てみることにしましょう。

そこそこの年齢でそんな奇天烈なキャラ設定もまあまあ痛々しいのですが、その辺もこの際置いておきます。

相談をする側が最低限守ったほうがいいと思っていることがあります。
それは、「相談ごとを自分の中でまとめて、しっかり話せるようにすること」です。

これを怠ると、相談される側が

《 言語化 → 整理 → まとめ → 解決案出し 》

という、労力のかかる作業を、相談する側に代わって全てやる羽目になるからです。
特に、相談する側もよくわかっていないことを言語化するのは、とてつもない労力がかかります。

私は、T くんの問題点はまさにここだと見ています。
結局のところ、人間って言語で物を考えるんですよね。
その言語能力を怠けていたら、物なんか考えられるわけがないのです。
結果、苦手な作業は他人に丸投げ。

総合すると T くんの問題点を簡単に言えば、「思考停止 + 他力本願」ということですね。

…この構図、また何かに似てますねぇ…

【察してちゃんの亜種】

なぜこうもコミュニケーションを怠ける人が多いのでしょう…
この T くんも、「言語化を怠けている」「他人に平気で丸投げしている」という点では、察してちゃんの亜種と言えます。
「察してよ!」で押し切ろうとするか、「まどろっこしいんで」で誤魔化そうとするかの違いですね。
ごくまれに「なんでも言語化すればいいってもんじゃない( ・´ー・`)キリッ」という方もいて、頑張ればちょびっとだけ賛成できなくもありません。
しかし、相談する側が言語化を怠けるのは、単純に迷惑をかけます。
その非効率的で稚拙な独善的コミュニケーションで、人様に迷惑をかけても一切気にしないという方であれば、それでもいいと思います。
そのやり方を承認する代わりに、こちらからの敬遠も承認してもらうだけなので。

少し話がズレるんですが、以前「いきなり電話かけてくる人が苦手」といった内容の記事だか動画だかを目にしたことがあります。
私もいきなりの電話は好きじゃないので、興味を持った形です。
そこで言われていたことで 1 番印象に残ったのは、「文章化できないぐらい考えがまとまってない人の話は当然まとまっていなくて、聞いてもよくわからないから聞く意味がない」。
要約するとそんなことでした。
もちろん緊急の連絡は別ですし、文章力というまた別な観点が入っています。
しかし、いきなりかかってくる電話って、話があちこちいったりで意味がわからないことが多い気がします。
そうすると、案の定こちらが要点をまとめる羽目になるんですよね。

前項の繰り返しになりますが、「他人の思考を言語化することは、多大な労力がかかる」というのは、もっと広まってほしいところです。
話は聞くから、そこは理解しておいてほしいなと思いました。

ちなみに A くんは、T くんに「まどろっこしいのはオメェだっぺ!!」と言ったそうです。
…確かにね。笑


以上
本日はこの辺で。

ありがとうございました!

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