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利己的な表現者

目の前に座った人を、どうしたって励ましてしまうのだ。それが私のスタイルだと気づくのに時間が掛かった。

なんとかしてあげないと。
何かを言ってあげないと。
どうにかしてあげないと。
いろんなことを教えてあげないと。
元気になってもらわないと。
解決策を考えてあげないと。

それは、いったい、誰のため?
あなたのためだと言いながら、実は自分がそうしたいだけの、とても手前勝手なコントロール。

目の前に座った人が、何を望んでいるのか。どうしてほしいのか。どんな言葉を掛けてほしいのか。手触り耳触りのいい言葉が互いの間を通りすがって行くだけでは、何も解決しない。心が動かない。全身をパラボラアンテナのように開いて、微細な電波を受信していく。

口にするのは、決して難しい小洒落た言葉ではない。平たく、伝わりやすく、わかりやすく、届く言葉。かける言葉の難しさを痛感するし、表現をすることの奥深さをあらためて識る。

自分スタイルを一旦捨てて切り替えていく。トレーニングで向かい合えば合うほど、自分のポンコツ具合が突きつけられて凹むが、そんなことに負けてもいられない。昨夜の腹筋集中トレーニングより疲労感ハンパない(笑)

いつも頭の中でのたうちまわっていますよ。
とは、師匠の弁。

今はのたうちまわる域にも届かないけれど、その意味がほんの少しわかったような気がする。

約半年の研修が終わった。
試験まであと2週間。
精一杯の努力と研鑽は積んで行こうと思う。


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打ち合わせの帰りにepicureanでホットジンジャー。
パンプキンチーズケーキも食べましたとさっ。

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