言葉のアパルトマン 2023-06
・砕けるほどに歯を食いしばって必死に生きてきた、そんな人の顔を見て醜悪だと笑い罵る者
・ゆっくりと琥珀ができるようには待ってくれない今のこの世界
・まっすぐに空に伸びるマストが、揺れる水面では蛇のようにうねっている。どこを見るかで感じ方がまるで違う
・人の欠点を探して餌にする、ネットの海でしか生きられない貧弱で醜悪な生物
・死んで砂になって波打ち際で遊ぶあなたに近づきたい。足の指の間にとどまりたい
・傘がきかない。下から上に雨が降るようなこの時代では、今までの考えで