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”社会を変える”ための3つの要素。シンクタンクで研究していきます

この春、ぼくらは、公共と民間の境界線を溶かすことで「”社会は変えられる”という成功体験を拡げていく」というビジョンを目指し、NEWPEACE thinktankを立ち上げた。

「社会は変えられる」という成功体験を拡げていく。新しいシンクタンクをつくります。

ありがたいことに様々な反響をもらえ、NEWPEACE thinktankが主催する社会課題を研究するプロジェクト「Social Issue Discussion」にも多くの人に参加してもらえた。3回開催したが、参加者は100人を超えた!

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そして、先日は社会を変えるため具体的なアクションとして、パブリックア・フェアーズ(公共戦略・コミュニケーション)の先駆者であるマカイラさんとの業務提携も発表した!


社会を変えていくための仲間がどんどん集まってきていると感じている!
*今後も、官民の役割を融合させることで、社会を変えるために、幅広いパートナーと連携を進めたい。提携のご相談待っています!



コロナで顕著化したズレ

公共と民間の境界線を溶かすことで「”社会は変えられる”という成功体験を拡げていく」というビジョンに多くの人に共感してもらえて嬉しく思うと同時に、コロナ渦をめぐる様々な政府の対応を見る度に、NEWPEACE thinktankの役割が重要だと強く思うようになっている。

例えば、布マスクの配布、急な学校休校、急転換した10万円支給、ハンコの扱いやペーパーレス化の遅れ、学校教育のオンライン化など。何が正解が難しい議論だが、民間感覚と行政の決定にズレがあるように感じるし、政府の意図もぼくら市民にちゃんと伝わっていないように思えて仕方ない。政府-民間のディスコミュニケーションがより一層進んでしまった。残念。

再現性のある戦略をもって「社会を変えていく」

こうした中で、ぼくは最近「社会を変えるためには、どうすればいいのか?」に興味が向いている。

ネット選挙の解禁、障害者の政治参加からはじまって、NEWPEACEでもいろいろなプロジェクトに取り組んできた経験から、ぼく自身は再現性のある戦略がなんとなく頭の中にはある。
ただ、「”社会は変えられる”という成功体験を拡げていく」というビジョンの達成に向けて、本格的に「社会の変え方」を研究し、それをみんなに伝えていきたいと思う

stay homeの個人ワーク

そこでstay homeの個人ワークとして、「社会を変えるための要素」について、自分なりに研究してみた。ぼく自身の経験によるところが大きいのだけれど、学術的なアプローチから、


を、そのほかに、実際に社会運動をしてきた/している方の体験記として、

そのほかには、杉山文野さん、トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクターの船橋力さん、サイボウズ青野慶久さん、れいわ新選組 代表の山本太郎さんなどなどの著書やインタビュー、記事を参考にした。

あくまでもぼくの仮説で、まだまだドラフト版に過ぎないので、
「こんな考え方もある」
「この本が参考になる」
「この人に話を聞くと良い」などなど、アドバイスがあればぜひともお願いしたい!

そして、今回研究させてもらった上記で触れた方々にも、直接「社会を変えるための戦略・戦術・計画」を聞いてみたい。
(このnoteを呼んでくださっている方で、お繋ぎいただける方がいれば、ぜひぜひお願いします!!!)

社会を変えるための3つの要素(仮説)

前置きが長くなった。現時点で、ぼくが考える社会を変えるための3つの要素を図示したものがこれだ。

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順を追って説明したい。
まず、最終的なゴールである「社会を変える」を定義する。
一義的には、社会を変える=政治を動かすことだと思うので、ふつうに考えれば政治の役割である「ルール(法律)を変える」「予算配分を変える」ことになる。ただ、実際には制度だけ作られても人々の意識が変わらないと運用されず、機能しないことも多いから「世の中の意識を変える」こともゴールの1つになるだろう。

この「社会を変える」ゴールを目指して、どんな要素が必要か。

①世論をつくる
社会を変えていくためには、仲間が必要だ。
応援が大きくならなければ、局所的な盛り上がりで終わってしまい、社会全体の合意形成にまで至らない。だから、活動を通して、世論をつくることが重要になる。
この活動は、「対 世の中」に向けたコミュニケーションであり、例えばイベントやキャンペーン、メディアやPRなどのアクションが考えられる。

②ルールをつくる
変化を曖昧なものとしないためには、ルールブックを書き換える必要がある。
だから、現在のルールメーカーである「対 権力者」に向けたコミュニケーションも必要になる。これは例えば調査活動やシンポジウム、ロビイング、政策提言などのアクションが考えられる。

③持続可能にする
単発的な盛り上がりで、上記であげた①と②が達成できることもあるだろうが、現実的には社会活動は長期戦になることがほとんどだ。だから、組織化する・事業化するなど、活動を継続させるためのシステム
が重要になる。

この3つの要素に注力し、中期目標・中期アクションを設計していくことが、社会を変えるための要素になるのではないだろうか?

そして、実はキモになってくるのは「世論をつくる」と「ルールをつくる」の2つともやっていくこと。官民の立場に関係なく、どちらも必要だ。この話も重要なので、また今度!

例えば、このフレームに当てはめると、先駆者たちの社会活動は以下のように整理できる。

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繰り返すがこのフレームは、現時点での仮説に過ぎないし、多くの人に「社会は変えられる」「社会を変えるためには、再現性のある戦略がある」と感じてもらうために、ある意味、無理やり構造化している部分もある。


だから、大切なのはこのフレームが「正しいか・間違っている」かではなく、このフレームをもとにして、「みんなで、社会を変えるための方法を研究する」ことだと思っている!

なので、このnoteを読んだ方はぜひ、あなたなりの「社会を変えるための方法」を考えて欲しい。そしてぼくと議論して欲しいです!というか、みんなで、「社会の変え方」を研究しませんか??

そこで、NEWPEACE thinktankでは、「社会の変え方」を
・世論をつくる(論点化して世の中の関心・賛同を集める技術)
・ルールをつくる(法案や予算編成、権力構造を調整する技術)
の2つのアプローチから研究するオンラインコミュニティを作っていこうと考えています!6月中にはリリースできるかな。
興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください!

また、一緒に研究してくれる人は、どんな関わり方でも大歓迎です!
趣味的な参加からシンクタンクのメンバーになるなど。インターンも引き続き募集しています。ご連絡は以下よりー!







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