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離れるほどに

1.経緯

6月20日から受けはじめたSUNABACOのDX講座の一週目が終わりました。この講座は週三回(14~17時)の計17回と卒業発表会で構成されています。

はじめ、職場内で募集があった時は、「面白そう。だけど勤務時間に週三回となるとなあ…」と尻込みしていました。そんな中、担当職員から「受けてみないか?」と声がかかり、受講を決意したのでした。
今回に限らず、私には割りとそのような傾向があり、入り口でウロウロしているところへ、誘われたり背中を押されたりして、飛び込んでみるということが度々あります。(仕事はもちろん、趣味の世界でも。)
でも、入ってみたら楽しいんですよね。「迷った時は、結論は出ていて、切っ掛けを欲しているだけ」というような言葉を何かの本で読んだ記憶があります。

今回のDX講座も受けて良かったと思っています。今まで縁遠く感じてきた分野ではありますが、新しいことを学ぶことは楽しいものですし、既に知っている分野の見え方、関わり方も変わってきそうな気がしています。

2.技術の民主化

一週間、講座を受けてきて、私が重要なポイントだと思ったことの一つは、「技術が民主化」しているということです。3Dプリンターのことは知っていましたが、なんとiPhoneで映画を撮ったりしているということにはびっくりしました。
また、講座で実際に使ったCanvaでは、デザインの知識や編集ソフトの技術がなくても、チラシやバナーなどを作成することができます。(この記事のトップ画像も作ってみました。)

もちろん、ものづくりやデザインを本業とするには相当な学習や経験を要すると思います。しかし、誰しも得意不得意がある中で、高性能なツールを誰でも簡単に使える時代になってきているということです。
ただ、誰でも使えるからと言って、何の知識や考えもなくては、十分な効果を発揮することはできません。

3.なぜ?何のために?

前項からの続き。
簡単で高性能なツールを使う際にも、「どういうものなのか?」「それを使ってどうしたいのか?」といったことを意識する必要があります。
話は飛びますが、五歳の女の子(CG)が「ボーッと生きてんじゃねえよ!」と大人たちに喝を入れるテレビ番組があります。私たちは、世の中の大抵のことは特に何も考えずに受け入れ、当たり前のように生活しています。すべてのことを疑っていては、非効率ですから仕方ないことなのでしょう。
しかし、これから益々、自動化、デジタル化が進んでいく中で、主体的に生きていくためには、ある程度は物事の仕組みを理解しておくべきなのだろうと感じています。(あるいは、少なくともそのための姿勢は持っておくこと)


4.離れるほどに

今までも興味のあることは多少なりとも勉強してはいたものの、一人の趣味嗜好では偏りがあり、デジタル分野はほとんど触れてきませんでした。しかし、今回、ほとんどゼロから学ぶことで、新しい引き出しが増えていくことがとても楽しいと感じています。

それでも文化財のことは常に頭の片隅にあるので、「何か使えないかなあ…」という視点が入ってきます。前から3Dプリンターで出土品のレプリカを作ってみたいと思っていたし、ウェブサイトなどを作って文化財のことを発信してみたいたいとも考えています。
さらに、合唱など他の趣味に関しても「これは使えそうだな」と思ったり…
文化財のことについては、仕事じゃないとできないことはあるけど、金銭や技術的な理由であきらめる時代ではなくなってきているのだと感じた一週目でした。

本業よりプライベートのことのほうで妄想が膨らんだりして、不真面目な職員ですね(笑)

宣伝を兼ねて練習で作ったチケット





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