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人ごとズージャ俯瞰

【2051文字】

4ビート

は苦手です
あまりやってこなかったというせいもあるんですが
あのスピード感を出せる気がしません
僕の場合結構な歳になって(30半ば過ぎて)
やっとジャズの良さを感じられるようになったんですが
それまでは本当にピンとこなかったのです
若くしてジャズを嗜んでらっしゃる方って
最初っからジャズが好きだったんでしょうか
僕が知っているジャズプレイヤーはジャズやロック
ポップスの両刀使いなので
異口同音に「どっちも好き」とおっしゃいます
ただしジャズの場合好きと言うだけではなかなか手ごわく
実際の演奏となると色々と大きな壁があるようです
音階楽器ならそれなりのキースケールとディグリーネーム
そしてその最低限の運指やコードぐらいは
実践可能にしておく必要がありますよね
それ以上の事は僕も詳しく分かりませんけど

あのジャズ独特なフレーズ

には
一応憧れはあります
ありますけどもう今更始める気は起りません
十分ポップスやロックで楽しめてるので
これ以上厄介ごとを増やしたくありませんしね
でもジャズプレイヤーの皆さんへは全員
リスペクトです!(一部の人は演奏に限って)
いや あんなことが出来るなんて
尊敬しかありません(人としてではありません)

ジャズドラム

の場合
いわゆる4ビートと言われるのは
「チンチッキチンチッキ‥」とレガートするやつですが
僕のような素人がこの右手のレガートをやると
なんででしょうね
非常にかっこ悪いんです
モサッとしてるというか‥
併せてハットのクローズでもって
裏拍子にアクセントを入れます
2拍目4拍目ですね
更にかっこつけて左手で3拍裏とかにスネアを入れたりして
ハッと気づくとハットの裏拍子が表になってたり
このダジャレぐらいもうダッサダサなわけです

先ほどの

「チンチッキチンチッキ‥」のレガートですが
これって日本人のノリなんだそうです
米国風にはこれを
「Walk the dog  Walk the dog」と覚えるらしいです
つまり2拍目から数えてるんですね
日本流に言うなら
「チッキチン チッキチン‥」です
dogが1泊目3拍目で
Walkが2拍目4拍目
theが2拍半4拍半です
なるほどと思いました
これを意識するとこんな僕でもほんの少しだけ
レガートにスピード感が出てきます
それにハットのひっくり返り現象も緩和されました
やってみてください
ドラムに限らずWalk the dogなビート取りは
効果あると思います

もちろん

このWalk the dog は跳ねてます
文字通りワンコがスキップして歩く画が浮かびます
なんかご機嫌な感じですよね
シャッフルですので音符的には3連の中抜きです
最近どーしても気になる現象を申します
それはもう完全に僕の見解ですけど
いえ全曲必ずという訳でもないのですが
テンポの遅いスローな4ビートバラード曲の場合
theとdogの間が異様に狭くて
逆にBOPなどの超速いテンポになると
跳ね感がなくなりほぼイーブンになってると
そう感じる曲が比較的多くあると感じるのです
えーと、、
だから何という訳ではないんです
どこかでどうしても言いたかっただけですので
気にしないでください

Walk the dog

Walk the dogのような
言語感覚でリズムを捉えられる英語圏と
無声音の少ない日本語では
やはりリズムの捉え方は大きく違うのでしょうね
最近日本人なんだけども英語ネイティブに近い
英語の達者な若者のロックを聴くことがあります
彼らは海外で生まれて育ったのでしょうね
彼らの特徴はやはりリズム感の良さです
その日本人離れしたリズム感は
単に憧れて真似てる人とはやはり段違いです
そのいくらかの要因は言語感覚もあると思うのです
逆に80年代のシティーポップが世界で売れてるのも
英語圏からしてみるとちょっと不思議なリズム感で
洋楽風な音楽をやっているから
受け入られやすかったのかも知れません
やはり希少なものは注目されるのでしょうね

またジャズは

リスナーらも大変厳しい印象があります
何年に何処何処でやった誰誰の何とかは最高
であるとか
最愛の誰誰を失った悲しみでこの曲は生まれた
などなど
正直言って「やかましいわぃ!」と思ってしまいます
実際は社交辞令で「へぇー!」って言ってますけど
しかしこういう人たちは何故だか
ご自身は全く楽器が弾けないのに
演奏にまで口を出します
それが誉め言葉なら良いのですが
ほぼ全面的に否定的な説教ばかりです
「何年の誰誰がやっている何々をもっと聴いた方がいい」
とか・・・
「この曲を演るには125年早かったなぁ」
とか・・・
もうその人を摘まんで引きちぎって
手で丸めてギュウギュウ固めて
窓から豪速球で捨てたくなります
ダメだと思ったら二度と聴きに来なきゃいいだけなのに
なぜか一言いいたがる印象がジャズリスナーにはあります
もちろん全員ではありませんよ
一部の人たちです
知識で聴いている感じとでもいうのでしょうか
その口を閉じて耳だけで聴いてほしいものですね

さて

ジャズを遠めに観た感じでのよもやま話でした
僕自身はジャズはほぼやりませんので
あくまで印象論です
あしからず
気にしないでくださいね
ではでは!