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マタギ式入院手術体験記②


第二章
「手術の決意」


Dr.「子宮取ったらいいよ♪生理もなくなるしね♪」


マタギの心の声
生理がなくなる…??(„ಡωಡ„)ニヤリ

それを聞いた一発目は
正直、生理がないってむっちゃ楽やん!?って素直な気持ち
だって前回でも述べた通り日常生活でかなり迷惑な生理でしたから…(-ω-;)

けれども、その日
帰宅してから
なんとも言えない気持ちになりました…

あのぅ…(;-ω-)ノ
先生わかって言ってます?
私、年齢はイッてますけど一応こう見えて未婚で出産経験のない変態なんですけども…!?

子供を持つつもりはなかったし
また現在の環境ではその器もなかった…

けれど
子宮を取ると言うことは
子供が持てる確率が完全になくなるという事…
(代理出産は別として)

いや、要らないけど
子宮、多分要らないけど…
たかが筋腫ごときで子宮ひとつ犠牲にする意味ってあるのだろうか悪性ならまだしも…

(ちなみに卵巣は残します
取ったら更年期症状その他諸々ありますしね)

最初は子宮は残したいという気持ちでした

実は自分の母親もマタギと同じ位の年齢で子宮と、更に卵巣まで全摘出していました
病名は卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)で違うものでしたが
母親の件である程度のイメージは出来ていました
けれど母親は子供をひとり持っています

なのにマタギは…( ω-、)

最初に「取ったらいいよ♪」と言われてから
手術を決意するまで
実は1年かかっています(-∀-`; )

先生の話では
マタギの筋腫では緊急性はないので経過観察もありという事

それと先生からは
摘出手術以外の治療法として
筋腫に栄養を送っている子宮動脈をカテーテルで人工的に塞いで栄養を送らない様にする子宮動脈塞栓術と
薬で閉経状態をつくる治療法を教えてもらいました

これはどちらも筋腫への栄養を止め筋腫を小さくしていくことが出来るそうです

ただ、カテーテルの方はなんとなく怖く感じたし
この施術は通常手術を受けれない人が選択する治療法

薬の方はやはりこちらも小さくしていく方法
通常閉経すると筋腫は小さくなっていくことがあるそうです
それを服薬し、そのまま実際の閉経までもっていくという考え
ただこの薬は原則として6ヶ月以上使えないそうで…
なんでも乳ガンになるリスクが高まるそうなのと
薬を辞めるとリバウンドで筋腫が今よりも大きくなってしまう事があるとか…(;-ω-)ノマジカ

なので一番確実なのがオーソドックスに手術で取り除く方法
それもいくつか方法がありました
①普通に開腹手術
②お腹に何ヵ所か穴を開ける腹腔鏡手術
③子宮口から取りだす手術
ちなみに③は出産経験がないマタギの子宮口は硬くて開くかどうかわからないので取りだせない場合があるとか…

気分的には子宮口から出す方が
切るより怖くない気がするんだけど…(-ω-;)

だって最初から穴…開いてるやん?(„ಡωಡ„)ニヤリ


Dr.「別にやりたくなかったらやらなくてもいいですよ?」

マタギ「いや、やりたくない訳じゃないですけど……え?やった方がいいならやりますけど……」

マタギ「やった方が…いいですか…?」

Dr.「やった方がいいとは医者は言えないです(-∀-`; )やっぱり大丈夫とは思いますけど手術というのは合併症のリスクもありますからね」

マタギ「………( ̄~ ̄;)いや、子宮を取るというのが…」

Dr.「あなた位の大きさの筋腫だと取るのが一般的です。そして筋腫が出来る人というのは、取ってもまた出来てくる事が多いです」

Dr.「通常子宮を残す時は、どうしても子供が欲しい場合のみ残すんですよ…」


どうしても…

どうしても…

どうしても…

いや、マタギ
全然どうしてもじゃないやん…(-∀-`; )ハハ


人からも色々と聞きました

子宮筋腫ってやっぱり痛みや過多月経の症状があること…
そして
子宮筋腫が原因で突然大量出血した方とかも…((゚□゚;))


でも手術怖いよ…

切るの怖い…(>_<)


それより麻酔が怖い…

麻酔で意識失うの怖いよ…

麻酔で気持ち悪くなったらどうしよう…
嘔吐恐怖症なのに…(>_<)

それに入院て…
本当に小さな頃にしただけで
ほとんど記憶にない

というか
何十年も外泊すらしたことない…

母親の事を考える…
母親は精神障害を患っていて
マタギはヘルパーの役割をして子供の頃から育ってきた

入院で何日も家を空けて大丈夫だろうか…
いや、空けさせてくれるだろうか…

それに入院って
みんな周りの人が元気ではない…
(当たり前やけど(笑))

だいたい入院して隣の人吐いたらどうするの…?
嘔吐恐怖症なのに…(>_<)

だって子供持つのに抵抗があったのだって
そもそも嘔吐恐怖症だからじゃん!?(≧▽≦)

………(´-ω-`)

今考えてみても…
結局一番不安だったのは何か…
上の文章読むだけで一目瞭然やなぁと
今気づいたけど…(-∀-`; )


2021年3月
手術の決断も出来ないまま
経過観察的な状態になってから1年程過ぎました

まぁその間も
相変わらずの過多月経と付き合いながらですが
幸いなことに筋腫の成長が止まったのか
大きさは6、7センチを保ったままでした

やっぱり持ってるのは不安です

その誰かみたいに
大量出血とかしたら怖いし…
筋腫って良性がほとんどだけど
もしかして…って事もあるかもしれない…

本当は手術した方がいいと思う…

けど…

けど…

そんな不安な気持ちを変えてくれ
手術受けようと思う様になったのが
本家と出逢ってから…(*´-`)

いや、別に惚気ではないですよ( ̄^ ̄)

通院の前日に
子宮筋腫の事を話したんです
手術も迷っていることも…

本家は
どんな私になっても
支えていくから大丈夫!!

みたいな事を言ってくれました

………(´-ω-`)

す、すみません本家…

あの時なんて言うてくれたか
忘れてしまいました(;-ω-)ノ

なんて奴だマタギ…
肝心なとこを…(;-ω-)ノ


(笑)(笑)

次回からいよいよ入院前アレコレ編で~す

前置きが長いわ!┌(`Д´)ノ)゚∀゚)

続く

◆お詫び◆
すんません(-ω-;)
忙しくて前のコメント返せてません(-ω-;)

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