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ミニ2色デジタルチューブ多機能diy 4桁led電子時計キットの製作

◆購入のきっかけ

時々AliExpressで変なものを購入している(汗)のですが、今回もサイト内を徘徊していて、ちょっと面白そうな時計組み立てキットを見つけたので購入してみました。

USB電源で駆動する4桁表示のLEDデジタル時計なのですが、いろいろ機能が付いていて、室温やカレンダー、秒などを表示できたり、デジタル表示の周りに付いている赤い■のLEDを点灯させたり、背面のバックライトを点灯させる事もできるのです。

お値段も600円台(送料別)とリーズナブルで財布にも優しく、遊び感覚で購入できるのもよろしい😂
バックライトは青、白、オレンジから選べます。
私はあまり明るい色は好きではないので、今回はオレンジと、青の2つを購入。

購入はこちらから。

商品説明が相変わらず優秀な日本語訳なので、凡人の自分には理解に苦しみますww
なお、DIYキットなので、電子部品の半田付けなどの作業とスキルが必要になりますが、電子工作が得意な方なら、ほぼ問題なく組み立てできると思います。

組み立てマニュアルは商品の紹介ページ内にもありますが、一応こちらにもリンクを貼っておきます。

英文ですが、わかりやすい写真付きで説明されているので、写真を見ながらでも十分組み立てられます。
できあがりの大きさも非常にコンパクトで、幅10cmにも満たないかわいらしいサイズです。


◆組み立て

商品はこんな感じで梱包材にパッキングされて届きます。

この梱包でよく破損せずに届いたものだ(--;

部品のチェック、破損の有無を確認したら組み立てマニュアルに従って組み立てていきましょう。

半田線の太さ0.4mm。マイコンのピッチの細かさがわかるだろうか?

説明書ではいきなり半導体から半田付けとなっていますが、電子回路の組み立てセオリー通りに行うとしたら、最後にした方が良いでしょう。
自分は構わず説明書の通りに半田付けしていきましたけど😅

チップ抵抗半田付け中

チップ抵抗やコンデンサー類の半田付けは、楽勝でしたが、やはり0.5mmピッチのマイコンの半田付けは自分の持っている半田ゴテでは難儀しました。極細のコテ先を使用した方が無難です。
なお、時代に沿って半田は鉛フリー半田を使用しています。

水晶振動子、USBコネクター、電池ケース、サーミスタ、CDS、スイッチなど、一通り組み立て終わったらLED表示部と合体です。
(あ、ブザー付いてない💦)

この表示は間違いです

表示テスト、OK!  ←実は問題あり。

なんと、後で判明したのですが、半田付け不良があり、上図状態は不正点灯状態でした(^^ゞ
再確認したらマイコンのピンが浮いてました😝💦

水晶振動子が振動で破損しないようにウレタン系接着剤で基板に固定
組み立てマニュアルでは、半田付け後に不要となった電子部品のリード線を使い、水晶振動子の頭部を固定すること、となっていますが、水晶振動子をこの方法で固定するのは、リスクが高いので避けた方が良いです。
熱で内部の部品が破損したり、導線を接触させる事により浮遊容量が変化し、特性が狂ってしまう可能性があるからです。

CR1220ボタン電池を組み込み、ケースに組み込んで完成。
初期設定ではデジタル表示の周りにある赤い■LEDが1秒ごとに移動。
10秒ごとに秒、20秒ごとに秒、温度、月日、曜日を表示するようになっているようです。また、バックライトはランダムに明るさが変化するキャンドルライトモードとなっています。
これ、なかなか良い雰囲気ですね~🤗


◆機能

1.設定ボタン (左) を約1.5秒間押し続けて、メニューに入ります。

2.スイッチキー (右) を短く押して、

TiE(時間設定)
dAtE(日付設定)
ALAr(アラームの設定)
LEd(LEDバックライト設定)
briG(明るさ設定)
LonG(表示切り替え時間設定)
FMt(表示フォーマット設定)
Mou(LEDキューブの移動形式設定)
SiGn(時報設定)
EFEC(デジタルトランジション効果)
diSP(情報表示切り替えアニメーション設定)
Cout(カウントダウン設定)
AWA(キーウェイクアップ設定)
Mid(コロン「:」効果)
SEC(秒表示の有効無効)
StoP(ストップウォッチ機能)

を切り替えます。

実際のLED表示

3.各種設定に入ったら右のスイッチで数値を変更。

4.左のスイッチを押すと決定。
  (時刻など設定項目が複数ある場合は3.から繰り返し)


◆各設定項目詳細

1.時間設定 (TiE)
  右スイッチ で点滅するパラメーターの値を変更し、左スイッチで決定します。
  変更順序は次のとおりです。時-分ー秒

2.日付設定 (dAtE)
  右スイッチ で点滅するパラメーターの値を変更し、左スイッチで決定します。
  変更順序は次のとおりです。年ー月ー日

3.アラーム設定 (ALAr)
  on - アラームをオンにし、アラームの設定時刻を入力します。
  oFF - アラームをオフにします。

4.LEDバックライト効果 (LEd)
  0 - バックライトをオフにします。
  1 - 常にオン
  2 - キー操作時のみ点灯
  3 - 呼吸モード
  4 - キャンドルライトモード

5.表示明るさ設定 (briG)
  レベル - 1(暗)~16(明)
  Au ー 環境に応じて明るさを自動調整します。

6.表示切り替え時間設定 (LonG)
  T-- ー 時間表示のみ。
  10_ - 10秒に1回切り替えます。
  30_ - 30秒に1回切り替えます。
  60_ - 1分に1回切り替えます。
  2M - 2分に1回切り替えます。
  10M - 10分に1回切り替えます。

7.表示形式 (FMt)
  右スイッチで、3つの形式設定 [時間形式-日付形式-温度形式] を切り替えます。 
  時間形式(Hour) : 24h (24時間モード) / 12h (12時間モード)。
  日付形式(dAtE) : M.dd: 月-日モード  / dd.M: 日-月モード。
  温度形式(tEM) : -C - 摂氏 / -F - 華氏

8.LEDキューブ移動モード (Mou)
  0 - LEDキューブ表示をオフにします。
  1 - LEDキューブがすべて点灯します。
  2 - 1秒で1つずつ移動します。
  3 - 6秒で1平方移動します。
  4 - 反転表示で1秒で1つずつ移動します。
  5 - 1秒で1つの円を描きます。

9.時報の設定 (SiGn)
  右スイッチで、設定を切り替えます。
   [時報を鳴らす範囲 - 時報の告知方法 - 時報の間隔]
 ・時報を鳴らす範囲(rAng)
  開始時間 (含む)と終了時間 (含まれていません) を入力します。
  (例)07:23 7時に開始、23時に終了
   [注] 00:00 (全日非通知)
      00:24 (24時間通知)

 ・告知方法(WAy)
  両方(both) - LED点滅とブザー
  LED(LEd) - LED点滅のみ
  サウンド(Sond) - ブザーのみ。

 ・時報の間隔(intE)
  15M - 15分ごと
  30M ー 30分ごと
  1h - 1時間ごと
  2h ー 2時間ごと

10.デジタルトランジション効果(EFEC)
  設定間隔ごとにデジタル表示部がランダムに表示されます。
  OFF - トランジション効果なし。
  1M - 1分ごと
  5M - 5分ごと
  10M - 10分ごと
  15M - 15分ごと
  30M - 30分ごと
  1h - 1時間ごと

11.情報表示切り替えアニメーション設定(diSP)
  0 - アニメーション効果なし
  1 - 回転アニメーション
  2 - 上下切り替えアニメーション
  3 - 左右のページめくりアニメーション
  4 - 上下に閉じるアニメーション
  5 - 点滅するアニメーション

12.カウントダウン設定(Cout)
  分と秒を入力し、左スイッチを押してカウントダウンを開始します。
  カウントダウンの終了でLEDが点滅し、ブザービープ音が鳴ります。
  任意のボタンを押してカウントダウンを終了します。
  (99分59秒まで設定可能。)

13.キーウェイクアップ(AWA)
  oFF - オフ
  on - オン  (オンにすると、左右どちらかのスイッチを押すと情報が表示されます)

14.コロン「:」の効果(Mid)
  0 -「:」なし
  1 - 常にオン
  2 - 1秒毎点滅
  3 - 上下交互点滅

15.秒表示の有効/無効
  oFF - 秒表示をオフにします。
  on - 秒表示をオンにします。

16.ストップウォッチ機能(StoP)
  左スイッチを押してストップウォッチ機能を終了します。
  右スイッチを押すたびに、スタート - ストップ - クリアとして機能します。
  (注: 毎分経過後に赤いLEDキューブが点灯します。ストップウォッチの最大計測時間: 10分59.99秒)


◆使ってみて

安価で小型の時計なのに、様々な機能が付いていて楽しめます。
比較的消費電力の高いパネルLEDを使用しているので仕方がありませんが、USBからの電源供給というのは残念。本体が据え置きでしか使用できないのは、やはり不便です。

とはいえ、これだけの機能をコンパクトな本体に詰め込んでいるのはすばらしい!
ベッドサイドやパソコンデスクの横に置いて使用するとちょうど良いかもしれませんね。

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