JKリフレの話3

 JKリフレで出会った男性について、リフレ嬢の視点から面白そうにレポートしています(?)
 ぜひ読んでいただけると嬉しいです!何卒よろしくお願い致します。

坊主

 プリーツスカートがひらりとめくれる、風が強い。制服では少し肌寒い車内に窓から春の暖かな陽が差し込んでくる。まだ重い瞼の隙間から光が入り込む、働きたくない。

「またたびちゃん、着いたよ」

「お家にですか?」

全国帰宅部選手権一位を狙える勢いで発した望みは叶わず、403号室へと誘われる。

 ラブソファに神々しい男が腰掛けていた。この施設には似つかわしくない、雑コラの様な違和感を身に纏っていた。髪型は見た目にかなりの重心をかけているのだと知った。

 普段は何をされているんですか?と聞く必要もない、どうしてこういうところに来たのかと尋ねるのもバチが当たる気がする、第一声を決めかねているうちに彼に先を越された。

「心が洗われる可愛さだね」

何かご利益がありそう。釈迦に説法、女子高生の可愛さは万国共通なのだ。笑顔で愛想良くしていれば、生き残ることができる世界に私は生きている。

 いつもより慎重に、神仏に触れるような繊細な手付きで事を勧めた。それに応えるように優しく腰に腕を回される。男との行為は細い糸が絡まったような、苛立ちを覚える不快感があった。日頃幣を振っている手も、祝詞を唱える唇も触れるたびに純情を汚しているような気持ちになった。

「私天国にいけないね」

冗談半分で口にした。

「天使みたいでしたよ」

そこは宗教的に天部だろ。

その言葉さえも仏のような御心で受け取ることができる、私も神かもしれない

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「除夜の鐘108回以上鳴らしたほうがいい」

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