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歩き遍路の記録_25【24番最御崎寺〜26番金剛頂寺〜宿】

サムネ画像マジでこれまでで一番遍路やってる!って感じっスよねー
こんちゃっす。今月はなんと2本も記事書いたよ。偉いね。

前回はこちら↓

2023年5月5日
区切り遍路3日目②

むろと廃校水族館をささっと見学して遍路を再開。
駅名標風の水族館案内を横目に最御崎寺へ向かう。

日和佐うみがめ博物館カレッタ→むろと廃校水族館→桂浜水族館
波間の烏

しばらく歩いていると室戸岬の先端が見えてきた。
おお!もう大分近くまで来た!もう少しだ!

国道から一本外れて、並行する道を通る。小規模集落の中を行く。
移動販売の車が停っていた。
このあたり全然店ないから住人はこういうので買い物をしてるんだろうな。

「とくし丸」なので徳島から来ていると思われる

少し歩いた先で買い物かごを抱えて辻で待機している主婦の皆さんを発見。そんなに遠くないから今停まってるとこまで歩いて行きゃいいのに…と思うけど、重い荷物を持つって移動するくらいなら近くまで来てくれるの待つのかな。

私だったらイラチ(せっかちのこと)だから待たずに歩いて車まで行っちゃうわ。
っていうか今思うとどんなものを売っていたのか覗いて何か買えば良かったな。

それからしばらく歩いていると今まで散々海岸線の横を通っていたのに海岸から少し内に入って殺風景な工場地帯を通ることになった。海洋深層水の工場らしい。
海も見えず、殺風景な四角い建物が続いて「つまんねー景色だなー」と思いながら歩いているとついに室戸岬のデカい大師像が見えてきた。

おお!ついに!

きた!

来影寺【室戸青年大師像】

別に八十八ヶ所とは全然関係ないお寺らしいです。
しかもここ入場有料でした。
まあ立派な像なんで全然ええんですけど。

空海像と空と海
引きで撮ると途端に俗っぽくなる

乱礁遊歩道

乱礁遊歩道は室戸岬の海岸沿い、中岡慎太郎像から室戸青年大師像までを結ぶ約2.6kmの遊歩道です。

コース内には、ダイナミックな地層や地形、南国特有の珍しい亜熱帯植物などを観察するのに最適な場所となっています。

https://www.city.muroto.kochi.jp/pages/page0298.php

室戸岬の先端の海岸線の風歩道。奇岩や南国特有の植物が観察できる場所。ここもゆっくり見てみたかったけどささっと見学。
しかもなぜかカメラの露出計が狂って写真がなぜかやたら暗い。
なんでや。

空海が行水したと伝わる水たまり。
藻がわきまくっててどう見ても汚い。
本当にここで行水したんか???高潮の時期やったんか???

土佐日記御崎の泊の碑

中岡慎太郎像

灯台

灌頂ヶ浜(普通に歩いて行ける最南端の浜)

御厨人窟

なんか興ざめの景色だ

ここで空海が修行をしていたとされる洞窟。
中から見た空と海だけの景色から「空海」と名乗ったとされる。

中に入ったけど落石防止の鉄の覆いとか駐車場の自動車が見えて、空海が見たとされる「空と海」だけの景色とは程遠かった。
以前ここに来たことがある親からは素敵だったと聞いてたけど、昔は覆いも駐車場も無かったのかな。残念だった。

室戸岬の観光を終えて、最御崎寺へ向かう。
山の上にあるので軽く登山だ。登りの角度も急で結構しんどい。

途中にある捻岩
空海が母のためにねじって雨宿りをする場所を作ったとされる岩。
(空海のおかん、こんなとこまでついてきたんか??)

24番札所 最御崎寺

第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺

13:00時ごろ
やっと!着いた!
長かった。23番から87km(そのうち20kmぐらい歩いてないけどね)。
ひたすら海岸線をとぼとぼ歩いてやっと来た。
なんていう感慨に浸る間もなく納経を済ませちゃっちゃと次。

今日は忙しい。

なんせ今からあの岬の先端の金剛頂寺まで行かにゃならんのだから。

あの岬の上にある金剛頂寺まで行くよ!
景色は最高

25番札所 津照寺

15:00頃
24番から約6.6km
室津港の眼の前にある津照寺に着いた。
門をくぐってすぐに階段になっている。この階段も急だ。

竜宮城みたいな門
ここ本堂の写真撮り忘れてるな…

登って本堂に参拝、大師堂と納経は階段下で。

ところでここに居た親子のやり取りに衝撃を受けたんだけど聞いてほしい。
おそらく自家用車で遍路をしている親子3人、お子さんは4・5歳ぐらいの女の子。両親がスマホで次の札所のことを調べている間、暇で一人で遊んぶ幼児。何故か履いてたサンダルに砂利を被せまくって遊んでおり「ママー!見てー!ねえママー!」って呼んでた。
親はその間もスマホで調べ物してて、子供の方を見てなかったんだけどそのうち「じゃあ次行こうか」って子供の方を向いた瞬間、子供が「なんでこんなに砂だらけなんだよ!」って自分のやったことにキレてていた。

つい私は『自分でやったんやろがい』と大阪人の習性で内心ツッコミを入れてしまったんだが、子供の親は「ふふっ」て笑っただけだった。

…???? え???? ツッコまへんの!!!!?????
あんなボケかされてツッコまないんですか!!!!?????
なんで????それが普通なんですか?大阪府民が異常なんですか??

まあどうでもええんやけど

さあ、次行こか。

津照寺の前にある室津港。中央のデカい建物は多分廃墟

25番から26番までは住宅地なので人が普通にいる。地元の方から「頑張って」と声をかけられる。なんか久しぶりの感覚。昨日とか何時間も一人だったもんな。

26番札所 金剛頂寺

16:00時頃
25番からおよそ3.8km
いつも通り納経を済ませて今日の行程は終わり。

さて、本来なら今日は24番を打ったら室戸岬でウロウロしてぼーっとする予定だったので宿も室戸岬に取ってあった。
なのでここから予約の宿に戻る。
来た道およそ10kmを歩いて戻るのは大変なのでタクシーを呼んで室戸岬まで戻った(ああもったいない)。路線バスでも行けるけど、なんかもうめんどくさくて。

本日のお宿

室戸岬の宿 うまめの木

人気の民宿
お料理も豪華で美味しかった。

お風呂はグループごとに逐一お湯を換えてくださってきれいなお湯に浸かれた。

宿から見た夕日。
やっぱり雲が出てきている。
明日は結構荒れるそうなので、無事帰れるといいな。

あと、テレビはコイン投入式でした(未だに有るんだこれ…)。

今日はここまで。
ほなまた。

地図はだいたいのルートです。
この通りには歩いてません。

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