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2/3(土)『Roots the hoods 地域を動かすアイデアとクリエイティブ』出版記念イベント開催しました

2/3(土)
『Roots the hoods 地域を動かすアイデアとクリエイティブ』出版記念
「本音で話す、地域のミライ~白老と、移住~」開催しました

昨日。
「白老と、移住」をテーマにしたトークイベントを行い、
30名のお客さんに集まっていただきました。

ゲスト登壇者には
ドローイングアンドマニュアルの中谷公祐さん、
フリーの映像作家の軍司拓実さん、子育て支援団体「お助けネット」の中谷通恵さん。
三部構成のトークイベントとして開催しました。

第一部は、メインスピーカーの中谷公祐さんによるトーク。
白老でのお仕事についてお話を伺いました。

印象的だったのは、幼少期の思い出を語る中谷さん。
横に長い白老のまちを自転車で探検してみたり、
親同士のコミュニティ「親父部」にお世話になったり。
地元を離れて東京に出ると、「なんでみんな白老を知らないの!!」とびっくりされたとか。

そんなふうに地元愛がぐんぐん育まれていった公祐さん。
ドローイング社で制作された白老の映像には、
純粋な愛が詰まっているように感じます。
中谷さんの幼少期のきらきらした目線がそのまま映っているんだな~と思うと、あらためて感動しました。

第二部は、中谷公祐さんに加えて、軍司さん、中谷通恵さんを加えたトークセッション。
テーマは、「白老移住(くらし)の魅力・課題」について。
4人が意見をフリップに書いて発表してもらい、
それぞれの立場から、意見交換をするという形で進めました。

登壇者それぞれの意見をフリップに書いて準備する


まずは魅力。
中谷通恵さんは「小さなまちだからこそ、個人の挑戦を応援しあう文化がある」と話してくださいました。
中谷さんが白老にきた20年以上前から、その文化に助けられてきたのだそう。
私も同じことを感じているので、そんなに前から・・・!!と、嬉しい発見をしました。

課題としては、公祐さんのいう「発信」が刺さりました。
「地域の魅力発見」ばかりに注目しすぎて、
「誰にむけて」の発信なのかがわからなくなってしまう。
それじゃ、こんなにコンテンツがそろっているのにもったいない!
外の人の視点でもあり、まちへの愛があるからこそ気づける視点だと感じました。

軍司さんからは、
「クリエイターとしての活動拠点にするには、やはり難しい」というコメントも。
海、山、川、湖にかこまれた、白老の「身近な自然」。
それらをまとめた情報サイトをつくり、映像制作のロケハンに活用してもらいやすい導線づくりもできるのではないか。
ターゲットを限定して、白老の情報を届け、さらに広がりもあるアイデアを出していただきました。

第三部は、「白老の魅力PRアイデアを出そう!」という、対話形式のミニワーク。Googleフォームを活用して、参加者の皆様にも答えてもらいました。

「白老の魅力は?」という質問に対し、27個もの回答があつまりました。
あわせて中谷さんは、「キャリア」「結婚出産」「退職後」というライフステージに際した欲求や課題について、お客さんに直接伺っていきます。
「退職後も、まわりの人に頼られたい」という60代の方、
「こどもが騒いでも大丈夫!と思える環境が良い」というママさん、「若者が気軽に入れるお店が少ない」という高校生。

それぞれの課題感にあわせ、「白老の魅力」をマッチングさせていく。
「白老にたくさんあるサークルの情報発信を工夫できるのは」
「東京の子育て世代にむけて、子供の泣き叫ぶ写真で広告打つのはどう?」
「個人店で学生限定の100円コーヒーを提供するとか」
どんどん要素をつなぎあわせてアイデアを出す発想の脳みそ。とても勉強になりました。
このワーク、もっとちゃんとやりたかったし、
実践までできるともっといいな~~と思います。
次につながるアイデアの種を、たくさんもらいました。

大盛況におわり、ドキドキしつつもあっというまの一日が、幕を閉じました。


白老の課題について話す、中谷通恵さん(NPO法人お助けネット代表)




もう長すぎるんだけど自分のための振り返りとして、もうひとつだけ・・・
「トークがやや内輪っぽくなって質問がしづらかった」「足元が寒かった」というFBを参加後アンケートからいただきました。

予想以上に、白老の外からも多くの方々にきていただけたイベントでした。
だからこそ、気がまわっていなかった部分が現れたのが反省点でした。

場の空気感というのはちょっとした仕草で変わってしまう。
町外の参加者を想定した工夫(白老というまちの概要の説明とか)があってもよかったな~とか、後になって思い浮かんだのでした。

普段、イベント開催にあたって、集客活動に意気込みすぎちゃうのがクセになっています。今後は、内容や運営面の充実のために、しっかり時間をかけて段取りするのが課題です。

トークで出てきた通恵さんの言葉が頭に浮かびました。「まちの人が、協力隊の活動の手助けを気軽にできる仕組みがあったらいいよね」
自分の仕事も、役割をお願いできるくらいになると内容の充実もデザインできるんだろうな~。
今回は、またたび文庫の今後のありかたとしても、大変、学びの多いイベントでした。中谷さんファミリー、軍司さん、本当にありがとうございました!!

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