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マタニティリープマガジン vol.9  国際結婚、日米両方での子育て「仕事と家族のはざまで専業主婦から独立へ一歩踏みだす〜難しいからこそつらぬきたい〜」インタビュー 第二回


みなさん、こんにちは。「マタニティを飛躍の機会に」。マタニティリープです。このマガジンでは毎週木曜日にメインコンテンツとして、マタニティ期、子育て期の経験とリープについて伺ったインタビュー記事を連載しています。今回はマタニティリープの共同代表でもある安木千夏さんのインタビュー(第2回/全4回)です。読んでいただいて、共感したり、元気になったり、癒されたりと、みなさんの力となる記事になれたら嬉しいです。

▪️マタニティリープインタビュー 安木千夏さん

〜安木千夏さんのマタニティリープジャーニー〜(第2回/全4回)

現在、42歳の千夏さんには3人の子供がいる。長女が12歳、長男が10歳、次女が7歳、国際結婚をして、日本とアメリカでの子育て、専業主婦の時期を経て、自分の仕事と出会っていく千夏さんのマタニティリープの物語です。

第1回は直感でアメリカへ飛び込み、ご主人と出会い結婚に至るまでの話でした。
第2回はアメリカでの出産、初めての子育てのお話をお届けします。

夫婦の時間を大切に

ーー子供を産むことについてはどう考えていましたか?
安木千夏さん(以下 千夏)結婚して4年目ぐらいに子供が産まれたのですが、
子供が生まれるまで、意識的に、夫婦2人の時間を大切にするための時間を作りました。2人でバックパックの旅をしたり。

そう思うと、結構、子供を産むタイミングを計画していたかもしれないですね。
1人目も2人目も3人目も、人生年表を書きながら話し合ったりしました(笑)。

ーーそろそろ、というきっかけはあったのですか?
千夏 2人とも子供が欲しいと思っていたし、2人の時間もとったし、準備ができた、そんな感じかもしれないです。

思いがけぬアメリカでの出産

1人目の妊娠が分かった時、日本で産もうと思っていたのですが、日本に戻る準備をしていた時に3.11があって、アメリカで産むことになったんです。

ーー異国の地で妊娠出産するというのは、どういう経験でしたか?
千夏 ちょうど妊娠が分かった時に、弟がこのドキュメンタリーを見るといいよ、というのを送ってきました。アメリカでは帝王切開が普通ですが、それは産み方を考えるドキュメンタリー映画でした。それがきっかけになり、自然に産んでみたいという気持ちになりました。

婦人科で自然分娩について相談すると、医師から、「ゴール地点は同じ、ヘリコプターで行きたいなら帝王切開だし、山登りしたいなら、自然分娩」と言われて、それも自分の感覚とは違うなぁと思いました。

それから自分で色々見に行きました。あるところでは、産まれて6時間以内に家に帰って欲しいと言われたりして、それは、産んだ後は高揚感とかアドレナリンで元気があるから、疲れが出る前に帰って欲しいということでした。それは衝撃でしたね。病院によって色々なのだという事がよくわかりました。

結局は、助産師さんが関わって自然分娩できる、でも大きな病院で、何かあったら階を変えれば必要な処置が受けられる所を選びました。

そこでも、産んだら3日で帰ってくる。食事もいわゆる病院食だったので、2人目、3人目を日本で産んだ時は天国かと思いました。

1人目の子供は黄疸が出たんです。日本だと普通レベルだったかも知れないくらいの数値だったと思うけれど、アメリカだと少し心配と言われて、毎日病院まで車で通いました。アメリカは退院する時も、赤ちゃんをシートベルトにしっかりつけるのを医師が確認しないと帰れない。生まれてほやほやの赤ちゃんがシートで大泣きしていても、シートベルトをつけないといけないのは辛かった。

それに、アメリカでは赤ちゃんとは絶対同じベットに寝てはいけないと言われるんです。添い寝ができず、毎回起きて、ロッキングチェアで母乳をあげるというのは大変でした。

アメリカの子育ての常識と初めての子育て

ーーアメリカではリスク管理が徹底しているんですね。
千夏 リスク管理もあるけれど、1回でも一緒に寝てしまうと、子供がそれを欲しがるので絶対ダメ、という感じでした。あちらでは、親と赤ちゃんの部屋を別にしている人も多かったです。

義姉の子供が6ヶ月の頃、私たちが遊びに行った時、夜中にすごい泣き声がずっと聞こえてきたので、あやしたんです。そうしたら、自分で自分を寝かしつけるというトレーニングをしているから次からはどんなに泣いても放っておいて、と言われたこともありました。

ーー母乳ポリシーはどうでしたか?
千夏 その頃はアメリカでも母乳を推進していました。
自分が自然分娩を選んだからかもしれないけれど、母乳外来とかもありましたね。
一歳で母乳をやめる人が多かったが、少しずつ変わってきたころだったと思う。
私は結構長くあげていました、2人目が妊娠した時(2歳離れている)にやめました。

ーー1人目が生まれた頃のエピソードとかありますか?
千夏 夫、私、赤ちゃん、三人で暮らしていて、カンガルーケアを夫もやってました。夫も3週間休みをとってました。触れ合うことを薦めている本を読んでいたのもあって、産まれてから2週間ぐらい、赤ちゃんをベッドに置いた記憶がないです。どちらかが抱っこしていました。今思うとどうやっていたのかと思いますが、幸せな時間でした。

泣く暇がないくらい、抱っこしていたので、全く泣かない子でした。おむつが早く取れるようにと、おむつがちょっとでも濡れたら取り替える、というようなこともしていました。ずっと見てるから表情でおむつ取り替えのタイミングもすぐ分かるくらいベッタリでしたね。

今思えばやりすぎかな、と思うけど(笑)


<次回へつづく>


▪️マタニティリープ情報

「ゆくリープくるリープ」開催決定!

マタニティリープでは、妊娠出産後の可能性や選択肢が拡がり、リープ(飛躍)につながるイベントやワークショップを開催しています。

2023年12月14日(木)11時半から13時「ゆくリープくるリープ」(年末イベント)が開催決定しました!
「ゆく年くる年」にちなんで、今年私たちがリープ(頑張った)したこと、そして来年こんな年になったらいいなと希望や夢を語りましょう。今年の自分を労い、そして来年起きたらいいな、できたらいいなを遠慮なく口にして、実現に繋げてしまおうという時間です。
2023年について振り返り、2024年の展望も大いに語りましょう。ご一緒できること、楽しみにしています!
日程:2023年12月14日11時半から13時
場所:オンライン
参加費:1100円(税込)
お申し込みはこちらです!

https://ml-yuku-kuru.peatix.com


編集
マタニティリープ合同会社
https://www.maternityleap.com/


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